浅草駅での用事も済み、さてどうやって帰ろうか、急いで帰ることも無いしなあと
思案していたところ、東武浅草駅のすぐ前に池袋駅東口行きのバスが止まっているのが見えた。
人出が多すぎて(メトロも都営も)地下鉄の駅まで歩くのは嫌だなあと思っていたし、
東武に乗って行きたいところもとくには無かったので、そのバスに乗ることにした。
バス停を見ると、おいらが乗ろうとしたそのバス・草64系統は、浅草サンバカーニバルの
交通規制で乗り場が臨時に変わっており、普段はそこに停まらない模様。
その辺りの偶然性も含めてバス旅というのは面白い。
浅草近辺は交通規制の影響で、道を曲がって浅草6丁目にくるまでずっと渋滞。
だが、そこからはそこまで混まずに進む。吉原大門～三ノ輪橋の辺りは
歩くには個人的には勇気のいるところ。うっかり入った路地が吉原なら
なんでもないが、山谷の辺りに入ってしまうとその通常の街並みとの雰囲気の違いに
背筋が寒くなる。
三ノ輪2丁目交差点からは明治通りに入る。常磐線のガードをくぐり、
都電荒川線と近づいたり離れたり交差したりしながら、明治通りを池袋まで進んだ。
バスの路線としては、ずっと片側２車線以上の道で、狭隘路や生活道路を通るわけでは無いが
普段行かない街を通るのは楽しい。
浅草から池袋、東京メトロなら約40分240円のところ、都バスで(渋滞の遅れも混みで)約50分210円。
気分転換の小トリップとしてはなかなかの旅。
もっとも、あとで調べたら、同じ浅草から池袋なら草63系統のほうが変化に富んで
面白そうではあるが、まぁこれはまた別の機会に。(あるかどうかはともかく。)