485系ファイナルラン | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

485系の国鉄色ラストランのニュースが、
NHKニュース7にまで取り上げられていてビビった。

「国内唯一の国鉄型特急車両」が最後の勇姿(Yahoo 日本テレビ系)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160618-00000032-nnn-soci

実は、今回調べて知ったのだが、
てっきり、きりしまとひゅうがでRed Expressなどの塗装が残っていると思っていた。
北陸新幹線開業でのかがやき&北越廃止、北海道新幹線開業での白鳥廃止で
一気に淘汰された感じなんだろう。

本当に、国鉄の電車特急といえばこれだった。
前身の481系の1964年から1979年まで15年の長きにわたり製造され、
北海道から九州まで本当に全国を走った車両。
151系以降の新形式電車の技術が成熟した感じで
マイナーチェンジは行われたものの完成度が高く、
在来線の3種類電源にすべて対応して使い勝手が良かったこと、
図らずも国鉄が赤字に転落して新形式の開発が長く停滞したことが
長く使われた理由だろう。
あと、1990年ごろから、パワーエレクトロニクスが一気に発達して、
(メンテさえやっていれば長く使えるとは言え、その)メンテ性が悪く、
エネルギー効率も悪い抵抗制御は一気に淘汰されていった。
わざわざ足回りを変えてまで長らえるほど、車体も新しいわけではないし。

485系と言えば、おいらの場合は、佐世保から博多に行く特急みどりの車両。
もちろん幼少時は乗るのが嬉しかったが、
783系ハイパーサルーンが出てきたあたりでは一気に見劣りした。
それでもJR九州は早くから手を入れていて、Red Expressの塗装変更と同時に
椅子を全部交換のアコモ改造しているので、他地区に比べたら
ずいぶん上等に使っていたんだけれども。
(2006年ごろ、新潟地区でオリジナルの簡易リクライニングシート車に乗ったときには
マジでびっくりした。まだこんな未改造の ボロ 骨董品を走らせているのかと。)

今回のラストランの車両も、一目見て座席は交換されたものとわかった。
塗装も、実は一度あかべぇ塗装に塗りなおしたものを国鉄色に復元したもの。
まぁお祭りみたいなもんであるし、それはそれでいいと思う。

数多の寝台特急廃止時と違って、
感慨はあるが、そこまでの寂寥感は正直無い。