日本選手権競輪 中川誠一郎、悲願のGI初優勝 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

今年度から日本選手権がGWに移行。そのため、今年は年に2度ダービーがある。
かつて競輪祭が一度1月に移った年度は競輪祭がない年があって、
11月に戻った時に年2回競輪祭があったが、そんな感じの違和感。
もっとも、売り上げが目標到達して何より。

決勝は、復活の深谷知広に絶好調吉田敏洋、大舞台に強い近藤龍徳が3車並んだ愛知勢と、
今一番速い選手じゃないかと思われる新田佑大、その番手の地元静岡渡邉晴智が人気する展開。
是が非でも逃げたい深谷を新田がどうまくるかが大方の予想だった。
が、深谷に簡単に逃げさせたら吉田の2段掛けもあると踏んだか、新田が突っ張って先行争い。
ここを、最後方から中川誠一郎の単騎の大捲くりが見事にはまる。

中川は、デビュー時からずっと脚はトップクラスと言われながら、なかなか大舞台に勝てなかった選手。
GIIIすら優勝は少ない。そのまま年齢とともに弱くなるのかなと思っていた。
それが、妹中川諒子のデビューがきっかけか、はたまた別の理由か、一念発起。
4年前、32歳にしてロンドン五輪に出場した。
それからは、ツボにはまった時のスピードは素晴らしく、
しかし、相変わらず安定感の無さと戦法の下手さで負ける時はあっさりという状態で来ていた。
レース前、「深谷と新田がやりあえば、中川の一捲くりで、地元熊本にささげた涙の勝利」となるかなと
予想していたら、まさにそんな展開。あ、涙は(少なくとも表舞台では)見せなかったが。

なかなかGI取れなかった実力者の優勝。おめでとう。
今年のリオデジャネイロ五輪も、新田佑大ともども頑張ってほしい。


被災地支援競輪第70回日本選手権競輪 決勝 
静岡競輪 2016/5/5 第11R 競争結果