SW道東旅行(2/12) 片開き扉の電車 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

今回の北海道旅行、元々4泊5日で宿泊地決めた以外は
レンタカーで気ままに回っていてテーマは無いので
適当に書いていきます。

それはともかく。
JR北海道の電車(一般の方が言われる列車を意味する”電車”ではなく、本当に電車だけ。気動車は除く。)に乗ると、
「ああ、北海道に来たな」と感じる瞬間がある。
それは
1つはダンディな男声の自動アナウンス、もう1つは片開き扉。
前者は会社やら担当者やらのいろんな事情があるのだろうからともかくとして、
後者に関しては明確な理由がある。それは、北海道の猛烈な寒気と粉雪。
元々、旧国鉄は全国の車両の標準化を図っていた。
それが、北海道に関しては小手先の耐寒設備では用をなさずに
機械的にも電気的にも専用設計の必要性を迫られた。
電気的な部分はここではさし置いて、
目に見える部分で解る機械的な部分がこの片開き扉。
細かい粉雪が付着するため、少しでも可動部分を減らし、
融雪(排雪)する部分を最小限にした。
かつて、夜行列車のまりも、大雪、利尻に14系B寝台車を連結した時も、
一見高級感のある折扉を引き扉に改造している。

19日に、南千歳から苫小牧まで乗ったJR北海道783系電車。
近郊型として北海道車では初めてデッキを廃止したが、片開き扉だけは継承している。

かつては、京急が有名だった片開き扉も、800系を最後に無くなっており、
大手私鉄やJRの近郊型としては、現役で導入しているのはJR北海道のみ。
(中長距離を走る2扉車は、電車・気動車ともにあるが。)
こういうちょっとした違いにも、非日常を感じてなんか楽しい。