美佐島駅 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

この土日の旅行の主目的は美佐島駅。
北越急行ほくほく線のトンネルの中にある無人駅。
特急はくたかはもちろん、快速も通過する駅。
ホームから階段を上るとなんとも長閑な風景が広がる。
おおよそ店らしきものは何もない。




では、なぜこの駅に行ったのか?
それは、この駅がトンネルの中にあることに起因するある特徴を見に行くため。
この駅は、特急はくたかが通過すると、気圧の変化とものすごい音が起こるのだ。


従前、特急はくたかはほくほく線の線形の良さと路線規格の高さを活かした
160㎞/h運転を行っている。そんな高速で列車が走っているとき、
閉鎖された空間であるトンネルの中の駅はどうなるのかというと、
当然のことながらものすごい風が生じる。
近づくときには追い風、そして通過した後は負圧に引っ張られるような風。
そして、これもまた当然ながら、安全上の理由で列車が来ないときには
ホーム上は立入禁止となっており乗客はホームから自動ドアを隔てた
待合スペースで待つことになる。
ドアはしっかりとした造りであるのだが、それでも特急はくたかが通過すると
ドアの隙間から風が漏れる。その時に、独特の音が響き渡るのだ。

元々一部には有名な駅で、北陸新幹線開業と同時にはくたかが廃止されることから
早めに体験したかったのだが、なんだかんだで廃止のギリギリに訪れることになり、
当然のことながら廃止を惜しむ鉄っちゃん達(同類)と一緒になった。
(数日前にNHKのおはよう日本で取り上げられたん で、
ああ、遅かったなあと感じたんだけども。)


ドアはホーム側と地上側の2か所あり、一方が開いているときには他方は開かない。
これは、開業前の試運転時に両方開けてたら、地上に突風が流れて
建屋設備が壊れたことによるもの。それだけの風圧がかかっているんだなぁ。


実は、北陸新幹線開業後も、美佐島駅には通過列車がある。
快速と、新設される超快速スノーラビット。
だが、160㎞/h→110㎞/hに減速され編成長さも9両→2両に短縮されるので
これほどの風圧は生じないのではないかと思われる。これはまた後日確かめてみたい。