空母 信濃 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

先日、ジグ・マックのプラモデルを作った話 を書いたが、
この時に一緒に空母・信濃のプラモデルも買った。
というか、こちらが本命。
KIMG0338.JPG

KIMG0337.JPG
製作時間延べ8時間ほど。
無塗装だし、デカールも貼ってないし、艦首と艦尾は合わせ面がずれているし、
無くした部品は無いけども砲塔が折れたりもしたし、
まぁ突っ込みどころは多いのだが、そこまでこだわってないしヨシとする。

信濃 は大和型戦艦として建造開始し、建造途中で空母に改装された艦。
1961年にキティーホークが世に出るまで17年間世界最大の排水量の軍艦だった。
大和&武蔵は人気があり、それ近しい世界最大の空母。
にもかかわらず、一般的に知名度が無いのは、まったく実績を残してないから。
その悲劇的とも喜劇的とも取れる艦暦は、
進水から除籍までの書類上の327日、
就役からの沈没まで実質的に10日、
もっと言うならば最初で最後の航海が17時間。
一度も実戦に投入されること無く、横須賀から呉への回航中に米潜水艦1隻の
魚雷攻撃だけで沈んでしまう。
資料が少なくはっきりした断定はできないが、よく言われている沈没原因は、
実質的にまだ未完成状態で艦内は内装工事中でケーブルや仮設配管がそこかしこに
通っていた状態で、防水扉を閉められなかった
ところが多数あったこと。もちろん、乗員の未習熟の部分もあったろうが。
日本海軍のリスクコントロールのまずさと言えば空母大鳳の沈没 が有名であるが
信濃のほうも悪い意味で双璧をなしてしまっている。

そんなわけで、おそらく艦これでもアルペジオでも扱われることは無いんじゃないかなあ。

この信濃のプラモデルを買ったときは、長野県松本盆地への出張は決まっていなかった。
というか、影も形も無かった。
なんか不思議な縁。

追記
そういえば、持ちネタで
「正々堂々と生きていきたいです。そう、空母信濃のように!」
「周囲に振り回された上に、10日で沈むやん。」(←というツッコミを期待)
というボケ
ツッコミをしていた。
これ、ちゃんと突っ込める人(知識がある人)じゃないと「へぇ」で終わる。
1回だけ、ホント1回だけ、
飲み会でちゃんと突っ込み入ったときには嬉しかったなあ。