佐世保記念競輪 九十九島賞争奪戦(GIII) | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

S級選手やファンにとってはほぼ毎週全国のどこかであるレースだが
GP、GI、GII開催の無い競輪場においてはその場所の1年で最大のレース、
それがGIII記念競輪。
ほぼ毎週ネット投票で買っているおいらだが、やっぱる故郷の競輪場の
レースは気合が違う。今回は4日間で42レース購入。(22日の前半6レースだけ買ってなかった。)
結果、37,300円購入 57,970円払い戻しで 20,670円プラス。
初日からチョコチョコ当たってて、当たった分でさらに車券を買って
売上にも貢献しおいら自身もプラスという好循環。
開催自体も、目標63億に対して65億以上を売り上げたとの由。
年末のグランプリ前の時期にかかわらず近況の記念競輪の中では
そこそこいい成績で終わって一安心。

それより何より、今回印象に残ったのは九州勢のレースぶりだなあ。
地元のエース井上昌己 が4連勝で完全優勝。番組屋のアシストというか、
一緒に乗った選手の構成上で井上自身がラインの先頭で走らず
必ず先行選手をつけてもらっていたということもあるが、展開不利に
なりそうなところでも辛抱できたし、出来が非常によかった中川誠一郎の
スーパーダッシュにも付いていけてた。地元のプレッシャーもあったろうし
まずは優勝できて一安心。来年は2008年以来のグランプリ出場を。

中川誠一郎 はホントどうしたんだろうという覚醒ぶり。元々若いときから
その力はGI級と言われながら低迷してたのに、33歳で一念発起して
ロンドン五輪の代表に選ばれたかと思えば、今年は初GI決勝進出。
もういい加減獲っちまえよと言いたいわ。

菅原晃 は、1着こそ無いものの2、3、2、3着。ラインの先頭で逃げたり捲くったり
かと思えば2日目と決勝は3番手固め。決勝こそちょっとミスあって後閑信一に
位置奪われたものの、それ以外は問題なし。若いときに逃げまくって力をつけた
お釣りがあるのか、この人もなかなか力が衰えない。ダッシュ力が特別いい方では
無いのだが、結構横の動きの自在戦もやるし、逃げや捲くりでは末脚が凄い。

決勝に乗った4人の中では、荒井崇博 のイン切りが一番驚いた!
久しぶりに見たなあ、ああいうラインを前に出させるためのイン切り。
佐賀登録だが現在も長崎県雲仙市居住の隠れ長崎。そう言わなくても
佐世保は準地元で井上とはいいコンビだからだろうな。九州ラインのために
あそこまでのアシストをするのは他の選手ならともかく気分屋と言われた
荒井だからこそ驚いた。力はあるのにムラッ気が大きく、届かないと思ったときの
諦めが早い。かと思えば、師匠原司には死に物狂いの逃げで2度もGIIIをプレゼントした。
(車券発売の無い全プロの1kmタイムトライアルで200mで諦めたシーンも見たことあるなあ。)
荒井は近況のレースを見ていると、追い込み選手としてはそこそこ信用しても
いい気がしてきた。

今年もグランプリは九州勢の出場は無い。今回佐世保の決勝に乗った4人に、
準決勝で敗れたものの大物食いの印象が出てきた山田英明
あと佐世保記念には乗ってないが、大塚健一郎や北津留翼、小川勇介、
吉本卓仁あたりに、来年はGI獲ってグランプリで暴れて欲しい。
(ギアの4倍禁止規制は、北津留あたりには明らかに朗報だと思うけどな)