空港第2ビル駅と日暮里駅に見るホームの使い方 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

京成電鉄の成田空港アクセス関連で生じたホームの使い方について2題。

元々空港第2ビル駅は1面1線の駅だった。
しかし、成田スカイアクセス線が開業し、ルートが2ルートに増えると同時に
列車本数も増えたため駅の拡張が行われた。
西側に躯体を拡張し上り線を通しホームを増設。
これにより1面2線のホームになったのだが、ここで問題になるのは
既存の京成本線経由と成田スカイアクセス線経由の運賃が異なること。
そのため、上り・下りともホームの前後で区切り、
北側(高砂・上野側)を京成本線ホーム、
南側(成田空港側)をスカイアクセス線ホームにしている。


それだけなら特に問題は無いのだが、到着する下りホームは充分な長さがあるものの
上りホームは合計14両分しか長さがない。
京成本線用ホーム(3番線)は6両分、スカイアクセス線ホーム(1番線)は8両分として分けたため
8両で運行される京成本線の特急は、2両分後ろにはみ出す格好で停車することになる。





ドアカットはしないため、「お乗りになれません」とは書いてあるが
物理的には乗ることができる。それを防ぐために、車掌さんと駅員さんがチェックしている。
もっとも、成田スカイアクセス線経由の方が高いので、誤って乗っても
わざわざ高い運賃を払うことになるのだが。


こちらは日暮里駅。
成田スカイアクセス線開業時に重層化し、1Fが上りホーム(京成上野方面)、
3Fが下りホーム(高砂・成田方面)となった。
上りはほぼ到着客なので問題ないとして、成田方面に関しては
ラッシュ時の客とスカイライナーの空港客を分けるために
1本の路線の左右にホームを設けた。




写真の左側がスカイライナー専用ホーム。
右側(おいらが写真を撮っているほう)が一般路線ホーム。
これだと、大荷物抱えてスカイライナーに乗る客が夕ラッシュ時間帯に
遭遇しても、不便をこうむることはないし、
京成としても不正乗車防止になる。

狭い土地を有効活用したもんだな。