最初に白状すると、このバスに元々あんまりいい印象を持っていなかった。
北総鉄道と言えば、首都圏屈指の運賃が高額な鉄道でよく話のネタに挙がるぐらい。
選択肢が増えるのはいいことかなとも思い調べてみたものの、調べれば調べるほど
漂う「これじゃないよな」という感じ。とは言え、居住していない地元以外の人間が
まったく見もしないのにあれこれ言うのも変だ。平日のみの運行だが、夜まで走って
いるので定時退社なら会社退けたあとでも間に合うかなと思い行って来た。
(幸い、昨日はNPBも移動日で帰ってからの楽しみもなかったしね。)
新鎌ヶ谷駅の乗り場はイオンの前。生活バスちばにうでは「新鎌ヶ谷駅南口・イオン前」と
案内しているが、正確には南口という案内はどの鉄道会社もしておらず東口の南側ロータリー。
おかげで少し迷った。同じ東口の線路挟んだ反対の北側にはいくつかバス乗り場があり、
そこにはそれぞれ列ができていた。
新鎌ヶ谷駅からバスに乗る。運行会社は鎌ヶ谷観光バス。車両は中型。(エルガミオ？)
運賃の300円は前払い。コストダウンのため両替機付運賃箱は無い。
この便の乗客はおいら含めて7人。開業の週ということで友の会の人が1人乗っていた。
平日夕ラッシュの時間帯、国道464号はところどころ交差点で詰まるが目立った渋滞では無い。
バスを運行する鎌ヶ谷観光バスは元々は観光バス会社。鎌ヶ谷市コミュニティバスの運行は
行っているものの、路線バスの運行はこれが初めて。それで車両に慣れていないせいか
エンジンのふかし方が少し雑。右折車の後ろで止まりかけた後に2速か3速で車間を詰めようと
するたびにけたたましいエンジン音が響く。(西鉄なら指導対象だろうな。)
右車線を通っているからで、道の流れ的に左車線を通ってもそれほど影響ないのに。
時間帯を考えれば、バスの進行は順調。だが、その間にも2回北総線の列車に抜かれる。
途中、友の会の人が後ろの席にいた女性に声をかけていた。
「一人ひとりアンケートしているのかな？だとしたら逆に聞きたいことあるからちょうどいいな」
と考えていたら、その一人のみ。
うーん、損益分岐点は平均何人ぐらいかとか、赤字の際に友の会は会社に補填する
契約なのかとか聞きたかったのに。(←まぁ無理だろ。)
19:30、ほぼ定刻ダイヤどおりに千葉ニュータウン中央駅着。
バス乗り場を邪魔している車・・・まぁ、こういう不届きものはどの土地にもいる。
クラクション鳴らされてもどかない神経には笑ってしまったが。