これは勢いでは無く実力か?!
クレインズと5-0と聞けば、昨年までなら「ああ、完封負けか」と瞬時に思うレベル。
地元とはいえ、まさかこれほどの完璧なゲーム運びで勝ってくれるとは思いもしなかった。
さすが強豪クレインズ、出だしは攻め込まれることも多くなかなか突破口を切り開けない。
4分過ぎのシュートはラッキーに助けられたものだった。
しかし、15分すぎに高橋淳一がパワープレーを活かして先制すると、
さらに5-3のパワープレーから内山朋彦が2点目。そのあと、第2ピリオドの3点目まで
パワープレーで取りきったのが大きかった。このあたり、バックスの攻撃がよく、
思わず反則で止めなければならない状況を作ったのが大きい。
帰りのバスの中で聞こえたおじさん達の会話で思わず同意したのだが、
第1セットはともかく第2セットを見ても他チームと遜色ない。
(鈴木、内山、大久保、尾野がいるから当たり前っちゃあ当たり前でこれが第1セットでもいいぐらいだが。)
第3セットもいい動きをしているし、第4セットも他のセットと混ぜずに5人組めて、しかも
ちゃんと守れているのが大きい。
この日の完封は、もちろん福藤のグレートセーブは大きいのだが、
高橋や尾野、瀬高といったところのターンオーバーやシュートコースを狭める好守が
非常に大きい気がした。
層の厚さを感じ始めた内容。これで今年はプレーオフ。いや、優勝だ!
ヒーローインタビューは1ゴール1アシストの高橋淳一。
7年ぶりに復帰した古河電工時代~チーム創成期を知るベテランの存在感は、期待以上に大きい。