今ではジャンル自体がすっかりすたれた感のある女子プロレス。
なんせ、15～20年前に第一線張ってた人たちが未だ現役なんですから。
往年の全女(全日本女子プロレス)が25歳定年制を取っていたことを考えると
隔世の感があります。
それはともかく。
女子プロレスで、明らかに別格のレスラーに「様」をつけて呼んだりしますが
この「様」が最も似合ったのは間違いなくブル様・ブル中野でしょう。
「女子プロレスラー」ではなく「プロレスラー」であった人。
ベビーフェイスvsヒールという古典的な女子プロレスの概念を打破し、
女子でもヒール対決でメインを張った人。
ブル様とアジャ(ブル様の前では小娘)の対決は、
その巨体同士のパワー、しかしテクニシャンでもある2人、でヒールだけに凶器もあり、
さらに金網デスマッチや敗者髪切りマッチで本当に坊主にするまで髪を切るなど、
とにかく凄いとしか言いようのないものをみせつけ、
とかく女子プロレスを莫迦にしがちだった普通のプロレスファンまで会場に
呼ぶのに成功しました。
(まぁ、おいらはブル様を生で見たことはないんですが・・・。興味を持つのが1年遅かった。)
そのブル様。
アジャに世代交代後は、海外挑戦後フェードアウトする形でリタイア。
正式な引退試合はしないままでした。
そのけじめといった意味で、来年1月に引退興行との由。
ブル中野引退…来年１月８日44歳誕生日(日刊スポーツ)
>引退興行は７試合を予定しているが、ブル自身はけがもあって出場しない。ただ、現役時代と同じ体形にするために５９キロから１００キロ目指して増量、現在８５キロにまで戻している。
ほぉ。試合に合わせて体を作り直すとはさすがのプロ根性・・・
>ブル自身はけがもあって出場しない。
え？！体大きくする意味は・・・