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田舎のポルシェ屋

田舎のポルシェ販売員ブログ

皆様コンニチハ(^O^)/


かなりサボっていてごめんなさい^^


今月は高熱を出して寝込む事が二度あり、体力の衰えと共に免疫力の低下を感じておりますあせる


さて今回はルーフBR2のお話をさせていただきます。


ルーフと言えばやはり、バブル期に注目された当時市販車最速を謳ったイエローバードことCTRですが、


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今回紹介いたしますのは、964C2をベースにRUF社が開発したBR2です。


当時、ポルシェ911ターボの最高出力が320PSで、BR2はそれを上回る360PS以上とインフォメーションされていました。

しかも、EKSと呼ばれるSACHS社開発の2ペダルシステムを搭載しておりました。

PDKやDSGといった複雑なシステムでは無く、本当に単純にクラッチを自動化させたものですが、当時としては画期的なシステムでかなり話題になり、スタンダードのポルシェにEKSシステムを後付するユーザーもいたと記憶しています。


たしか92年の秋頃の93モデルの発売前の時期で、毎月一度の展示会もネタが尽きて何かイベントをとスタッフ皆で頭を捻っておりました。その頃、ポルシェオーナーのドレスアップの基本がルーフ仕様になっており、964オーナー様からRUFリップスポイラーやマフラーエンド、サスペンションシステム、AW等の注文をたくさん承ってまして、その縁でイシダエンジニアリング様とお付き合いをさせていただいてました。

で、誰が言い出して結論に達したかは定かではありませんが、ルーフの展示試乗会をやろうとなりました。


土日の2日間の開催でしたが、イシダエンジニアリングの社長様のご厚意で、BR2のEKSが試乗車で、あと記憶が確かであればBR4のナローボディーとワイドボディー(ラグジュアリー仕様)の計3台をお借りする事ができました。


当日はイシダエンジニアリングから、後のRTC代表を務めるW林様にもお越しいただき、たくさんのお客様にルーフの魅力をお伝えいただき車好きにはたまらないイベントとなりました。


インプレッションです。

まず、W林様が運転し私はナビシートに乗せていただきました。

発進するや否や、ドッカーンとロケットスタートですDASH!加速Gでバックレストに押し付けられます注意

前しか見れません......

今までに乗った車(930ターボ・964ターボ・HKSチューンの日本車等)と比べ、段違いの速さですあせる

初めて、車に乗って怖さを感じましたドクロ

比較的広い道路から、田舎道に入りました。

さんざんビデオで見た、RUFのテストドライバー シュテファン・ローザがドライブするCTRの助手席にでもいるかの様な気分です。

W林様の超絶なドライビングテクニックにぐったりです、もう死ぬかもオバケ


無事ショールームに到着し、今度は一人で乗ってみました。

やっぱ、速ェー!!

ボディーは軽く、ブレーキも充分効き、クラッチペダルの操作もいらない。

夢のような車です。

もう時効でしょうが、東京~大阪間を新幹線のぞみより早く移動できるとも聞きました。

今現在に至るまで、その時のBR2より速いと思える車にはまだ乗れていません。


え~展示会の結果ですが、多数のお客様が欲しいと仰っていましたが実売ゼロに終わりました。

当時のイシダ社長様、W林様すみませんでした。


新車価格2600万円~とお値段も性能も完全にスーパーカーでした合格


それではまた(・ω・)/