少年少女 -2ページ目

電信柱のカラスが嘯く

明日終わってもいいと思っているのにどうして服を買うんだろう

ケアン

何度積み上げても何を積み上げても、
土台が未完成だからすぐに崩れてしまう。
やっと積み上げたそれも、
身勝手な感情で一瞬にして破壊される。
まるで賽の河原で積み石をしている子供のようだ。
鬼である彼女は遠ざけたはずなのに、
長年投げつけられた言葉は私のなかに鬼を生み、
いまだ同じ言葉を吐き続ける。
そしてふと気がつけば、
その積み上げたものすら、
鬼の望むとおりのものであったりするのだ。

衝動


昔から、自分に好意や信頼を寄せてくれる人や動物に対して、
思い切り傷つけてやりたいという、暴力的な衝動に駆られる。
相手が私に対して無防備になった時ほど、
相手が無力な存在であるほど、その衝動は大きい。

例えば、猫が懐いてきてそれをあやしていると、不意に首を締め上げたくなったり、
楽しい時間を過ごしている相手に暴言を吐きたくなったりする。

今のところ、際で理性が勝つため実際言動に移したことはほとんどないし、
手が出たことは一度もない。
だが、その理性もその後の状況を考えれば、というリスク判断の色が強く、
相手を思いやる気持ちはあまりない。
そしてその衝動はとてもサディスティックで妙な高揚感を伴うのだ。
声を上げて笑い出したくなるほどに。