別名、役場回りと囁かれている大会だが、コースで通る行政区の市役所4カ所、町役場4カ所がエイドの役割をしている。主催は鶴ヶ島市だが近隣の行政を巻き込んだ大会は今後もさらに盛り上がって欲しいところだ。


この大会に参加したのは、地元埼玉で唯一開催の100km大会だからだ。参加して運営の皆さんの心温まる声かけやサポートが印象的だった。開会式の富士見太鼓は涙が出そうなくらい感動した。やっぱり太鼓はいいね。鶴ヶ島市長も多忙の中、挨拶もあり、鶴ヶ島市の広報も兼ねているという位置づけの様だ。


日高市と毛呂山町の低山ながらどこかホッとする風景や、名物となっている夜間帯に通過する川沿いの土手やサイクリングロードはコンビニやトイレもない区間となるが、信号も遮るものもないのでコンデションが良ければ気持ちよく歩けるエリアだ。違う言い方をすれば、前半はエイドがたくさんあり、後半は少なくなるが、コンビニも活用しながらであまり問題は無いし運営の負担を軽減という意味で合理的だと思う。


日高市の風景。画像よりも実際は里山を連想させるのどかで素晴らしいものだ。


撮り鉄のビューポイント。右手に鉄橋がありタイミングが合えば電車が撮れる。


夜間の名物土手沿いウォーク。トイレ休憩したい場合は地獄のコースとなる。



こんな朝の目覚めも珍しいが大会当日は雷鳴で目覚めた。関東の広域で雷雲が発生して真夏でもなかなか無い雷と雨だった。大気の状態が不安定なら気温の低下や風も心配だったが、問題なかったのでひと安心だか、波乱を予想したが、雷が大会の祝砲という大会主催者の挨拶に納得した。


さて、大会は10時前にボーイスカウトの先導で富士見太鼓の音と共にスタートだ。記憶がしまなみ海道の暑さに引っ張られて序盤はゆっくり歩いたが、もう少し飛ばして良かったかな。というのも水分補給量も減ってトイレも寄ったので汗をもっと出しても良かったなと振り返る。


それにしても、みんな速い!タイムアタックに適したコースだし、信号待ちもあるが歩きやすい。私も徐々にスピードを上げたが、マメ対策を今までもやらなかったが今回も対策をしないで臨んだが20km辺りから、踵に違和感を感じ始めて案の定、マメができた。苦笑い

もう、30km辺りでは痛みもあったが今回はそれでもスピードを上げて歩くことができた。100kmを歩くんだからマメくらい当然できるでしょという楽観的な発想は不思議なことに効果バツグンだった。笑


途中のエイドは役場関連施設を利用して設けられているので、チェックポイントで無い場所は飛ばしている人もいたが、やっぱり主催者に敬意を表する意味も含めて寄るのが僕流だ。我々はこういったサポートのおかげで大会に参加できる訳だから。


ゼッケンにフルネームで名前が入っていたが、実害は無いが嫌がる人も居るかなと感じた。しかしよほど近づかないと判別出来ない。万が一の救護の時にはいいかな。


マメと戦いながら、それでも参加できる喜びを感じながら歩いて後半75kmで自分の中で賛否両論だが、ロキソニンを飲んだ。飲むと筋肉も解れて回復するけど、飲まないで済む身体づくりができていないというか、実はそれだけぶっ通しで100kmを歩くって過酷なんだよな。エイドでキチンとストレッチで筋肉を解せばいいんだけど限界があるのも事実だ。



筋肉が強張り始めて5.8kmでロキソニン投入したらその後6.6kmに回復している。



そんな訳でドーピングをしながらも19時間でゴールした。もちろん時間は2の次で怪我も無く終えたことに意義がある。

これで今年参加したウルトラウォーキングは終了だ。自分の身体と精神にお礼を言う。よく頑張った。ありがとう。


読んでくださった皆様の健闘を祈ります。


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