新聞少女物語~双葉荘 | 新聞少女物語

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淡路島から歌手を目指して上京して、1996年3月~1998年3月まで、新聞社から学費を借りて、在学中住み込みで新聞配達や集金をする、新聞奨学生をいう制度で専門学校に通う苦学生をやってました。そのころの過酷でなんともおもろい経験をネタに綴っていこうと思います

前にも書いたけど

 

東京って旅行できた以外はテレビで観る東京しか知らなかったので

 

東京に住むと

 

トレンディドラマみたいな部屋のマンションだったりキラキラ

 

ネオン街だったりキラキラ

 

おしゃれなカフェだったりキラキラ

 

漠然とそうゆうイメージを持ってました。

 

んで

 

上京する1か月くらい前に

 

おかんと2人で東京に来て、秋葉原で冷蔵庫、電子レンジ、掃除機、炊飯器とか

最低限の電化製品を買って

 

配属が決まってる販売店に挨拶に行ったんやけど

 

なぎが配属されたところは葛飾区某所

 

上野から京成線に乗って

 

目的の駅が近づくごとに

 

イメージしてた東京からはどんどん遠ざかりwww

 

双葉荘を初めてみたときは

 

衝撃でwww

 

なにこれ長屋?

 

父親曰く

 

こんなんアパートちゃう。文化住宅いうやつじゃ

 

NAVERまとめ【レトロ】昔ながらの文化住宅画像まとめ【アパート】

 

↑ここに載ってるやつの中でも、オンボロのやつに近い

 

双葉荘の前で写真撮ったことあったけど

それ見つからへんかったから、とりあえず中の様子

 

このadidasのTシャツよく着てたな

 

 

↑新聞奨学生終了して引っ越しで友達に来てもらった。

たびたび変な現象の起こる部屋だったけど

 

ばっちりオーブらしきものが映ってますねwニヒヒ

 

別れを惜しんで出てきたのかねw

 

この押し入れはヤバかったwwww

 

中に確実にドクロおったからね

 

もう何度か出してるけど双葉荘全体図

 

そしてこれが初公開部屋の間取り図

 

 

天井には人の顔に見えるシミがあった

 

窓枠はゆがんで隙間あるしガラスと木枠の間にも隙間があったので

 

雨漏りはなかったけど

 

雨風ひどいときは起きたら顔濡れてたし

 

雹が降ったらころころ部屋に転がりこんできてた

 

誕生日に父親から

 

なんかほしいもんあるか聞かれて

 

真っ先に答えたのが

 

 

 

 

隙間テープニコ

 

 

 

 

 

18歳の女子が父親に誕生日にねだったものが

 

 

 

 

隙間テープてwww

 

 

 

 

つらいwwwww

 

 

 

 

ドアは内側のノブの中央にボタンがついてて

それ押したまま閉めると鍵がかかるので

 

 

 

うっかり鍵持たないまま内側のボタン押して

外からドア閉めると閉め出されます

 

 

 

でも

 

 

 

針金つっこんだら簡単に開いたw

 

 

 

 

押し入れは何もいないのに内側で何か暴れてる音とか

押し入れの襖がドン!!て浮くくらい内側から叩かれたり。

 

 

 

最初は猫かネズミが入り込んでるのかと思ってたけど

何もいなかった

 

 

 

 

彼氏が遊びに来てるときもその現象が起きてて

 

 

 

彼氏が泊まりに来てることを

近所の人にバラされたことがあって

 

 

 

いっかい奥さんが抜き打ちでうちに来た時に、

部屋に彼氏がおるのがバレたらヤバいので

慌てて靴持たせて押し入れに隠れさせた。

 

 

 

嫌がりながら押し入れに隠れて

 

 

 

何もなかったけど

 

 

 

 

押し入れの中で蚊に刺されたって

ぼやいてた。

 

 

 

双葉荘のトイレは角に3つ並んでて

ドアは木の棒をスライドさせて開け閉めしてた

 

 

 

上から鎖がぶら下がってて

それ引っ張ると物凄い勢いで水が流れる

 

 

 

ドリフだったら

 

 

 

上から大量の水が落ちてくるか

 

 

 

タライが落ちてくるんやろな( ̄▽ ̄)

とか思いながら水流してた

 

 

 

夜中静まり返ってるときは勢い強すぎて

水流すの申し訳ないなあせるとか思ってたくらい。

 

 

 

まじで轟音w

 

 

 

なぎの部屋のとなりは空部屋で、販売店の物置代わりになってて

 

 

 

その隣にはサラリーマンのおっちゃんひとり暮らし

 

 

 

その隣はアル中のおっさんが住んでて

 

 

 

時々絡まれた。

 

 

 

夜中になんか暴れて叫んだりしてるの聞こえた翌日、

なぎの部屋の前の廊下に血が落ちてた

 

 

 

腕掴まれて

病院連れて行ってくれ~~~~!!ってすごい形相で言われて

 

 

 

逃げて配達してて、

配達先の病院に行ったら

 

 

 

おっさん病院の待合室におとなしく座ってたw

 

 

 

 

診察もしてない朝方3時半に真顔

 

 

 

 

アブナイおっさんは子供の頃から見慣れてるとはいえ

さすがに怖かったおーっ!

 

 

 

 

同じ階に、名前覚えてないけど

 

 

 

盲目で、めっちゃ背の高いおばあちゃんが住んでて

 

 

 

このおばあちゃん盲目なのもあって歩くときに

気配を感じさせないので

 

 

 

突然トイレの角で遭遇したりして

 

 

 

ひょろっと背が高くて

 

 

 

 

裸電球に照らされて

夜中に廊下にただ突っ立ってるときがあって

 

 

 

 

何度か死ぬかとおもったw

 

 

 

 

双葉荘には風呂がないので

 

 

 

お風呂は自転車で5~6分のとこにある銭湯に行ってた。

そこの銭湯が休みのときは、さらに自転車で15分ほどの

場所まで行ってた

 

 

 

 

洗濯機もなかったので

 

 

 

 

 

銭湯に行くときに東京都のごみ袋に洗濯物を入れて

お風呂に入ってる間に洗濯してた。

 

 

 

 

18歳女子でっせw

 

 

 

 

でも下着の心配とかそんなん気にしてる

場合じゃなかった。

 

 

 

 

銭湯に行ったのにおふろから上がると夕立で土砂降りで

風呂上りにまた濡れて帰るなんてこともちょいちょいあった。

 

 

 

 

歌を歌いたくて東京に来たのにこんな部屋じゃ

鼻歌すら丸聴こえで

 

 

 

 

でも歌わずにいられないので歌ってた

 

 

 

 

やっぱり近所の人から販売店にクレーム入った

 

 

 

 

なんのために東京に来たんやろう

 

 

 

 

でも逃れられない

 

 

 

 

 

それが新聞奨学生音譜いぇい音譜

 

 

 

 

この双葉荘で18歳から20歳まで2年間

心霊現象に耐えながら過ごしましたわん爆笑

 

 

 

 

こうやって振り返ると

 

 

 

なぎの人生って

 

 

 

ネタなんやなとつくづく思ふ( ̄▽ ̄)