新聞少女物語~配達に同行 | 新聞少女物語

新聞少女物語

淡路島から歌手を目指して上京して、1996年3月~1998年3月まで、新聞社から学費を借りて、在学中住み込みで新聞配達や集金をする、新聞奨学生をいう制度で専門学校に通う苦学生をやってました。そのころの過酷でなんともおもろい経験をネタに綴っていこうと思います

1996年3月18日(月)

 

初めての一人暮らしの朝を迎えた。

この日はお休みだったのか

 

さわやかな朝だったってことと

大好きなバナナチップを食べたってことくらいしか

書いてないwww

 

翌日

 

1996年3月19日(火)

 

この日から前任の人に同行して

一週間かけて引き継ぎ

 

2時半に目覚ましセット

 

したけど

 

初日いきなり寝坊wwww

 

ってか新しい目覚まし時だから

セットの仕方がうまくいってなかったみたいで

目覚ましが鳴ってなかった

 

ボロい双葉荘

 

ドアをどんどんやられるとめっさ響く

 

3時すぎに販売所の奥さんが来て

そのドンドンドンビックリマークっていうノックで起きた

 

廊下を歩く足音と

ドンドンドンビックリマーク

 

寝坊したときとか

不着(新聞の入れ忘れ)があって、呼び出されるときの

トラウマで

 

今だにこのドンドンドン!!って幻聴?というか

夢で聞いて飛び起きることがある真顔

 

当時使ってた目覚ましは

 

ニワトリがけたたましくロックを奏でながら

 

ノッテルか~い♪

起きてるか~♪

 

♪♪♪~~~~

 

起きろ!!!

 

ってリピートしてるやつで

ニワトリのトサカで目覚ましが止まる仕様

 

て探したらまさかの動画があったwwwww

懐かしいwwwwww

 

なぎ新聞奨学生時代毎朝これで起きてた

 

ってか壁うっすいボロアパートで、2件となりの電話のベルとかフツーに

聞こえてたから、これ双葉荘とかとなりの別のボロアパートにも

丸聴こえだっただろうなwwww

 

なぎの前任の人は、役者を目指してるお兄さんで、見た目もさすが

役者さんって感じで男前な人だった

 

SMAPの香取くんと共演した話とかしてて

東京ってすごいなって思った

 

初日はひたすら後ろについていってただけだけど

 

東京の3月の明け方ってめちゃくちゃ寒くて

手がしもやけになった。。

 

マンションのエレベータで最上階に行って

エレベーターが締まる前にドアに入れて

戻ってくる階とか

 

チラシが多くていっぺんに持っていけないときに

どこの階に新聞を置いておくかとか

 

この階では非常階段で降りてくるとか

 

自転車走らせたまま片手で新聞畳んで

走らせたままポストに入れる技とか

 

いろいろ効率のいいやり方を教えてもらった

 

某大病院内の診察室や、科ごとのお医者さんが詰めてる

○○医局って部屋、病棟にも配達に入った。

 

だいたいはドアと床の隙間に新聞を挟む感じ。

 

で、ナースステーションがないフロアって暗くて

そこの階の廊下の突き当りに皮膚科があって

 

そのお兄さんが、最初はドアの前まで行ってたけど

 

ある時、しゃがんで新聞を挟もうとしたときに

後ろから肩叩かれて、振り返ってもだれもいないってことがあって

 

それ以来離れた場所から

新聞をスライドさせてドアの隙間に入れ込むって技を編み出した

ってやり方を教えてもらったwww

 

てかそんなこと怖いから教えんといて~~~滝汗

って思ったけど

 

必死で習得www

 

ただこの方法、

 

チラシが多かったり、新聞が分厚いと、ドアで弾かれてもて

チラシもろとも飛び散らばってパニックゲッソリ

 

恐怖心の中、チラシを拾い集めて新聞にセットしなおして

ドアに挟みなおす羽目になる

 

新聞の厚さの見極めと

うまく新聞の角からドアに挟まる技術の習得が大事w

 

病院には

 

深夜なので救急入り口から入るんやけど

 

凄惨な状態だったりお亡くなりになった方が

運ばれるのを目撃してしまうこともあるということも

聞かされた。

 

後は

 

気難しいお客さんとか

 

お小遣いくれるお客さんとかw

 

集金が難しいお客さんとか

 

いろいろお客さんの特徴とか

 

正月の新聞はジャンプ配ってるみたいだとか

 

悪天候のときのやり方とか

 

あ。そうそうww

 

吠えないけど無言で

必ず噛んでくる犬がいて

 

その犬の対処の仕方とかw

 

なぜか必ずお尻噛みにくるw

 

一週間で覚えられるのかなって思ったけど

朝刊・夕刊ついて回って

 

3日目くらいからは自分が配って

お兄さんが後ろついてきて

 

夕刊のない日に空回りって言って

順路帳通りに歩いて順路確認したりして

 

覚えられた

 

なぎは全部で240件くらい配ってたかな・・・

 

メインがT新聞と

他にM新聞を扱ってて

 

それぞれ

中〇スポーツと

スポ〇チ

 

子供新聞とか

英字新聞とか

 

雑誌も配ってた

 

朝夕刊セットの家

朝刊だけの家

 

スポーツ新聞は、曜日でサービスしてたりもして

火・木はスポーツ新聞も入れる

金曜日だけ入れる

 

とか、いろんなパターンがあるので

 

朝刊夕刊で部数が違うし

 

曜日でも持ち出す新聞の部数が変わる

 

でもえらいもんで毎日やってると

覚えるんです

 

体が覚えるのでそのうち半分寝てても

配ってましたw

 

そんなわけで心配してたよりは

ひとりで配達することは大丈夫そうだなとは思ったけど

 

葛飾区の住宅街

 

暗い路地や学校とお寺に挟まれた道

病院

 

古いアパート

 

変な人うろついてたりもしてたし

 

暗い中ひとりで配るのが怖いって気持ちが強くて

そっちが不安だった。

 

一人で配る前日の日記。

なるほどザワールドが終わった日らしいw

 

 

まぁいろいろ

 

実際不思議な経験もするんですけど

そんなネタもわんさかあるので

 

書いていこうと思います。

 

前任のお兄さん

名前も覚えてないけど

 

今でも役者さんやってるのかな。。。ニコニコ