まっちゃんspec -37ページ目

まっちゃんspec

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「組長、警察が……」

李奈は部屋から出ると、篠田に呼ばれた。

李奈は不安になった。


自分はもしかしたら捕まるのではないか、そう思ったのだ。


パトカーのサイレンは近づく。


李奈は覚悟した。


そしてパトカーは島田軍団のビルの前で止まった。


「ここか?」


パトカーから出てきたのは指原莉乃だ。


「警察だ!!……ってアレ?川栄さん?どうもどうも!!」

指原は李奈たちを見ると、気楽に話しかけた。


「指原さん……どうも……」


「大丈夫か?顔色がよくないよ」


指原は李奈の顔を除きこんだ。

「大丈夫です……」

「そうか……まて、島田軍団ってことは……もしかして、石田の……」

「そうですよ、指原さん」

篠田が答えた。

「ありがとうございます!!ここはうちらに任せてください!!」


指原は明るく言った。

「指原さん、私たちはどうすれば?」


そう言ってきたのは……小嶋陽菜だ。隣には松村香織もいる。


「あっ……」


「あぁ、この人たちが通報したんだ、小嶋陽菜さんと、松村香織さん、二人はこのビルの近所に住んでいて、なんかドンチャン騒ぎでうるさかったらしいんだ、ビルの中の音が聞こえていたみたいだね、気を付けてね」

指原が言った。

「川栄さん……どうして……?」


陽菜は不思議そうに首を傾げた。

「松村……陽菜……どうして?」

篠田も言った。

「小嶋陽菜さんを知っているんですか……?」


李奈は聞いた。


しかし、篠田はそれを無視して明場組の車に乗り込んだ。


李奈も乗り込んだ。

車のなかには葉片組の二人もいた。

「なんか、兒玉が死んで、ずっと泣いてたから可愛そうでね~1回明場組に行かせるから」


運転席の梅田が言った。

車はそのまま出発した。







車は明場組のビルの前に止まった。

そこにはナゼか朱里と早紀もいた。

「アレ、どーして?」


梅田が聞いた。

「皆さんの帰りがあまりにも遅かったんで、来ちゃいました」


朱里が言った。


そして全員明場組の部屋に入った。


「ぎゃーっ!」


李奈の叫び声が響いた。

部屋の中には……市川が倒れていた。腹から血が出ている。

「おい!!市川っ!!」


篠田が近づき、脈をはかったが……

「ダメだ……」


「誰が……そう言えば、おい、横山は!?」

大島が言った。


「ここよ」


横山は右手に機関銃を持っていた。


「お前か?殺したのは」

篠田が聞いた。


「そうよ、私は元からあなたたちを騙すつもりだったのよ、嫌いだったの、死んでほしかったの、そう、私はスパイグループのメンバーの一人よ」

横山は冷淡に言った。


「どうして……」


大島が嘆いた。


「じゃあね」


横山はそう言って出口の前に立ち、そして


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!


と、部屋の中を機関銃でめちゃめちゃに撃った。


「ふせろー!」


篠田が叫ぶ。
李奈は撃たれそうになったが、誰かに伏せさせられてその人が撃たれた。

横山は撃ち終わるとその場を出ていった。


「だ、大丈夫か……?」


篠田は起き上がった。


「私は何とか」


李奈も起き上がった。


そして朱里、早紀、永尾、葉片組、大島も起きた。


「……梅田?」


篠田が言った。


梅田は床にうっぷして動かない。


「来ないで……もうだめ……」


梅田は胸を血で染めていた。


「梅田……」

「川栄組長を守ろうとして……そしたら撃たれたの……」

梅田はゆっくりと話した。

「梅田さん……」


李奈は涙を流した。


「組長は生かしたいから……だから……私はどうなっても良いから……組長さんには生きてほしい……精一杯……」


そう言って、絶命した。


李奈は梅田の優しさを感じ、涙が止まらなくなった。


続く