「ね、ねぇ……何か……おかしい……」
李奈が片付けながら言った。
「何がですか?」
中西が聞く。
「何か感じる……そこらへん……」
そう言って、李奈は部屋の入り口のドアを指を指した。
「調べてみます」
篠田が言った。
篠田と大島はそこを調べた。
「盗聴器……」
大島がそれを手にしながら言った。
「盗聴器!?」
宮脇が大声を出した。
「しっ!!これ、ワイヤレスでどこかに繋がってるから、あんまり秘密ごと言えないよ!!」
指原が言った。
「ホントだ……繋がっている……」
李奈が言った。
「……」
篠田がどこか不思議そうな顔をした。
「私、調べてみますね、警察も協力します」
と指原は言った。
横山はスパイグループの本部にいた。
「……松井珠理奈、逃げたらしいぞ」
横山は冷淡に言った。
「え、どうして?」
秦は驚いた。
「お前の正体を知ったらしいぞ」
秦は唖然とした。
「誰からの事情……」
「高橋朱里さんだよ、松井珠理奈をつけている」
横山が言った。
「しかもさっき、あいつから電話で島田軍団に突撃したときの死者、聞いたよ」
「北原、死んだらしいですね……」
秦が悲しげな顔をした。
「まぁな、でも、あいつがうちらを裏切るのが悪いんだろ」
横山が言った。
「そうですよね」
秦も納得した。
「朱里さんから来ないかな……事情」
「来るだろ、なぁ秦、珠理奈を見つけたら、どうすんだ?」
横山が聞いた。
「……殺しますよ、勿論」
秦と横山は二人で悪巧みを含んだ笑いをした。
続く