高井のつぶやき
蝶々の季節といったら春先ですが、日本の国蝶オオムラサキは夏の蝶です。
埼玉県比企郡に「おおむらさきゴルフ倶楽部」というゴルフ場が有り、名前の通り
オオムラサキを良く見ることが出来たので、シーズン中は目を楽しませてもらい
ました。
皆さん同じだと思いますが、私は毛虫が大の苦手です。
小学生の頃かくれんぼをしていて、左手を軒下から縁側に手を置いたとき、毛虫が
手の甲に乗っていたことがあります。もうかくれんぼどころじゃなく、大声で泣き
ながら駆け出していました。
あの毛虫が成長し、輝くような青紫の羽を持つオオムラサキ(オス)に成長するの
ですから蝶は不思議です。いっぽうメスのオオムラサキの羽は光沢がなく、焦げ茶
色をしています。昆虫や鳥類はオスが美しい。これもまた不思議です。
生きとし生けるものは全て、苛酷な生存競争を闘い抜いて種を未来に繋いでいます。
毛虫は他の生物に捕食されないように、あの様な姿で生きているのでしょう。
成長したオオムラサキの美しく煌めくような羽を見ると、人間も迷い道・泥道・夜道・日照り道など困難な時を遣り過ごした後に、光さす人生に行きつくのかもしれ
ないと思わされます。
自然界の力を借りずに、これからの時代は生き抜けません。
間違っても思い上がって、自然界をわがもの顔で破壊するような行為は、人間同士
が命懸けで止めましょう。
自然界の恐ろしさが人間の想像や計算をはるかに凌駕するもので在ることは、知る
限りの地球の、今に至る歴史を見ても明らかです。
「ありがとうございます」「ごめんなさい」の二言を常に心で囁ける、笑顔多き
人間同士で結ばれて生きていきましょう。
自然界、生物、宇宙、解明させていないことばかりです。
人間の知識など5%程(それも確かでは無い)なのですから…