高井でございます。

 

「ひもじさと 寒さと恋と 比べれば 恥ずかしながら ひもじさが先」

この程度のひもじさならば、落語や狂歌で笑い話にできます。

 

「ひもじさに 人の情けを 知るも在り 人の冷たさ 涙するも在り」

こうなると、このひもじさに胸が締め付けられます。

 

「ひもじい」とは、お腹が空いている状態のことですが、

「心のひもじさ」となると、全く別の意味を表します。

・心が満たされず失望や失意、不遇な状態になり辛い心境

・頼るものがなく、孤独で心が空白な状態

など、命の空虚さの有り様になります。

 

現代は

自分に関係なければどうでもいい、他人の苦しみなどわかろうとしない、そんな

「心のひもじさ」を抱えた人間が増えてしまったような気がします。

人の痛みを我がこととして利他の心を生き、永遠の救いは必ず在る!と信じて

生きていきましょう。