生きて生きて、生き抜いて下さった我が恩師が、いみじくも「桜の日」に還って逝かれました。
享年86才。
縁ある方々の苦しみを愚痴一つ言わず身に引き受けて、静かに息を引き取られました。
「決して泣くな!笑って見送れ」 生前の約束でしたので、涙は心で飲み込みました。
様々な学びと実践を教えてくださいました。徳の無い私でしたのに、諦めること無く
寛厳自在に接し、愛して下さった方でありました。
感謝の気持ちを「仰げば尊し」の詩に変え、ご冥福を祈ります。
仰げば尊し 我が師の恩 教えの庭にも 早幾年
思えばいと疾し この年月 今こそ別れ目いざさらば
互いに睦みし 日頃の恩 別るる後にも やよ忘るな
身を立て名を上げ やよ励めよ 今こそ別れ目いざさらば
朝夕馴にし 学びの窓 蛍の灯積む白雪
忘るる間ぞなき ゆく年月 今こそ別れ目いざさらば
我が父、荒井貴生先生。
輪廻転生にて再び出逢う時、恥ずかしく無い魂で在りますよう努めます。