私の書く文字は、キレイ、ではない。

よく言われるのが、
『踊っている』と。



文字が 踊る…

踊る 文字…






学生時代、
試験前になると、学校近くのコピー屋さんにわたしの手書きのノートのコピーが1部、置かれていた。
誰かに貸してと言われ、貸すと、そうなっている。

資料がコピー屋さんにあるよ、と聞き、
行くと、そこにあるのは わたしのノートのコピー。

そんなだからクラスメイトの多くが、わたしの文字を見ている。
その人々から言われるのが、


「○○ちゃんの文字、踊ってるよね。
 でも見やすいよー」





ホームステイに行ったとき、ユカちゃんにも言われた。
Davisに住んでいる日本人の中学生の女の子。

ユカちゃんは笑いながら言っていた。

「○○ちゃん、キレイな字、持ってるねぇ。
 おもしろいー、○○ちゃんの字ー!」






ここ最近、手書きのお手紙を書くことがある。
出す相手はとても美しい文字を書く方。

だから時々怯む。

やっぱりメッセージで送ろうか…と。


だけどやっぱり、
手書きの文字でないと、伝えられないことがある。

スマホや PC で文字を打つときとは違って、
お気に入りの便箋に文字を書くときは、
1文字 1文字、それごとに、相手のことを思っている。

脳から指先だけでなく、
わたしの細胞のひとつひとつが、
伝えたいことを感じ、考えている。

このお手紙を渡す相手のことを、想って 書く。


こんなに踊っている文字だけど、
伝わりますように…、と。