ピスタッチオです!
今回は⚾️
10月22日に
長良川球場
で行われた
秋季東海大会準々決勝
"藤枝明誠vs県立岐阜商業"
の観戦日記です。
藤枝明誠(静岡1位)の先発は背番号10の日吉投手。直球は120㌔前後で、カーブやスライダーを多投する左腕です。
県立岐阜商業(岐阜2位)の先発はエース森投手。140㌔超の直球と、スライダーが武器の右腕です。前日の1回戦では134球を投げて完封勝利を挙げています。
2回表 藤枝明誠
先頭の4番皆川選手がレフトフェンス直撃の2ベースヒット(エンタイトル)を放ち出塁。犠打で1死3塁とし、続く6番矢沢選手がカウント1-0からスクイズを決め1点を先制します。
3回裏 県立岐阜商業
先頭の8番森投手が内野安打で出塁すると、犠打で2塁へ。2死となるも、2番寺前選手がセンターオーバーのタイムリー3ベースヒットを放ち同点に追い付きます。
4回表 藤枝明誠
2死から4番皆川選手がまたしてもレフトフェンス直撃の2ベースヒットを放ち出塁。続く5番川碕選手の打ち上げた打球は野手の間に落ちるタイムリーヒットとなり勝ち越し。さらに四球で2死1・2塁とし、7番平口選手の2点タイムリー3ベースヒットでリードを3点に拡げます。
4回裏 県立岐阜商業
連打と犠打で1死2・3塁のチャンスを作ると、7番水野選手・8番森投手の連続タイムリーヒットで2点を返します。
5回表 藤枝明誠
1死から四球と犠打で得点圏に走者を進めると、3番一瀬選手がレフトへ巧みに流すタイムリーヒットを放ち1点を追加します。
5回裏 藤枝明誠
エースナンバーを背負うの山田投手にスイッチ。130㌔に迫る直球とスライダーが軸の右腕です。
7回表 藤枝明誠
先頭の9番梶田選手が2ベースヒットを放ち出塁すると犠打で3塁へ。2死となり、3番一瀬選手がセンターへタイムリーヒットを放ち点差を3点に拡げます。
8回表 県立岐阜商業
背番号11の右腕関谷投手にスイッチ。130㌔台中盤の直球(シュート気味のボールも)と、スライダーやフォーク系の変化球を駆使して無失点に抑えます。
9回表 県立岐阜商業
背番号10の右腕池田投手が登板。130㌔に迫る直球にカット系の変化を混ぜて無失点に抑えます。
9回裏 県立岐阜商業
5回から登板の相手エースを最後まで捉え切れず三者凡退、ゲームセット!
まとめ
6対3で藤枝明誠が準決勝進出を決め、初のセンバツ出場へ大きく前進しました。放った長打4本は全て得点に直結し9安打で6得点と効率よく得点を重ね、追い縋る相手を振り切りました。中でも2打席連続でフェンス直撃の2ベースヒットを放った4番皆川選手は、小柄ながら非常にパンチ力のあるスラッガータイプの右打者。まともな真っ向勝負は危険だと強く感じさせる打撃でした。その前の3番を打つ左打者の一瀬選手も左右に鋭く打ち分けられる好打者であり、この試合でも2安打2打点の活躍。準決勝の愛工大名電(愛知1位)戦では、打撃陣が好左腕大泉投手にどう立ち向かうかに注目です。
一方敗れた県立岐阜商業は、連投のエース森投手が疲労からか甘めに入ったボールを捉えられ7イニングを投げて6失点。県大会同様に連戦での敗戦となりました。しかし、8回以降に後を継いだ2投手が各1イニングを無失点投球。大事なゲームでの"エース頼り"から脱却できると、より上位進出を狙えるチームになりそうです。打線は相手を上回る13安打を放つも3得点。犠打で着実に走者を進めるなど決して淡白な攻撃ではありませんでしたが、フライアウト11個とチャンスを作りながらも決定打に欠いた印象。それでも上位から下位まで切れ目なく安打は出ており、投打共にハイレベルであることは間違いありません。センバツ出場は厳しくなりましたが、創部100周年イヤーの春以降の活躍に大きく期待です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回も是非。
ピスタッチオ⚾️