ピスタッチオです!
今回は⚾️
7月22日に
岡崎レッドダイヤモンドスタジアム
で行われた
第105回愛知県大会4回戦
"誉vs中部大第一"
の観戦日記です。
誉の先発は背番号9の黒野投手。140㌔台後半の直球と、120㌔台のスライダーや縦に鋭く落ちる変化球が武器の注目右腕です。
中部大第一の先発は背番号11の竹島投手。打者に背中を向けてからインステップする変則型スリークォーター。直球は120㌔前後で、100㌔を下回る変化球との緩急を駆使する投球スタイル。
1回裏 中部大第一
1死から四球と失策でチャンスを作ると、4番松崎選手がレフトへタイムリーヒットを放ち先制します。
3回表 誉
先頭の2番松下選手がヒットで出塁すると、続く打者の犠打が失策を誘い無死1・2塁。さらに次打者の犠打にも失策が絡み2塁走者が生還。同点に追いつきます。
5回表 中部大第一
ピッチャー交代。センターを守る塩塚選手をマウンドへ送ります。130㌔台半ばの直球とスライダーを中心に制球力良く投げ込む左のオーバーハンド。
6回裏 誉
背番号1を背負う子迫投手にスイッチ。怪我明けとの噂もありましたが、そう感じさせない圧巻の投球。直球は140㌔台が出ており、変化球もスライダーやスプリット、チェンジアップなどと豊富。先発の黒野投手はレフトへ入ります。
9回終わって決着つかず、試合は延長タイブレークに突入します。
10回表 誉
先頭の6番黒野選手がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を勝ち越します。その後1死2・3塁から、初球にスクイズを仕掛けピッチャー前に転がしますが塩塚投手の見事なグラブトスにより本塁タッチアウト。次打者も打ち取られ追加点ならず。
10回裏 誉
先頭打者が打席に入る前に守備のタイムを使います。再開後2塁牽制、1塁牽制とどちらもアウトを狙いに行く牽制を続けますが刺せず。犠打を防ぐためファーストが猛チャージをかけるも、先頭の7番服部選手に三塁側へ素晴らしい犠打を決められ、さらに焦った野手が取り損ね打者の出塁も許してしまいます。
10回裏 中部大第一
無死満塁のチャンスで途中出場の8番寺田選手がライト前へタイムリーヒットを放ち同点。さらに2塁走者も本塁を狙いますが好返球によりタッチアウト。なおも1死1・3塁のチャンスで代打に井川選手を起用します。すると、見事に期待に応えレフトへタイムリーヒットを放ちサヨナラ!ゲームセット!
まとめ
2対3(延長10回タイブレーク)で中部大第一が準々決勝進出(ベスト8)を決めました。この日は何と言ってもリリーフした塩塚投手が見事でした。打線がなかなかチャンスを作れない中、6イニングを投げて被安打4・与四死球2・7奪三振の好投でタイブレークへ持ち込んだことが勝利を呼び込んだと思います。打線は相手の2人の好投手を前に大苦戦。しかしながら10回裏の2本のヒットはいずれも途中出場の選手と層の厚さも感じさせる試合でした。
翌日に行われた5回戦の星城戦にも勝利し、見事ベスト8進出を果たしました。
一方惜しくも敗れた誉は、注目の2人の右腕が好投。相手打線は終始走者無しからではホームが遠い状況だったこともあり、9回までに勝負を決めたかったですね。10回表の攻撃は犠打も考えられる場面で強攻策が成功。さらに追加点のチャンスを作るもこれを活かせなかったことが響きました。裏の守りでは、先頭打者の犠打がオールセーフとなった後、内野手の数人がマウンドに集まろうとするも1イニング1回のみのタイムを既に使っていたため取れず。一番タイムが欲しいところで間を取れずにそのままサヨナラ負けに繋がってしまった、という印象を受けました。
9回終わってヒット数は中部大第一2本に対し誉が10本と大きくリード。後半は塩塚投手の前に誉打線が抑えられてはいましたが、中部大第一打線もチャンスを作るのがやっとという状況。仮に以前のようにタイブレーク導入が延長10回からでなければまた違った結果となっていたかもと感じるとともに、改めてタイブレークの入りや戦略の難しさを感じた一戦となりました。
両校の選手・関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回は
第105回愛知県大会5回戦
"大同大大同vs中部大春日丘"
の観戦日記です。是非。
ピスタッチオ⚾️