ピスタッチオです！
今回は⚾️
4月29日に
春日井市民球場
で行われた
春季愛知県大会3回戦
"東邦vs愛知黎明"
の観戦日記です。
"夏のシード権"を懸けた一戦。先攻は東邦。センバツ後初の公式戦となった2回戦の観戦日記はこちらです
先発は2回戦に続き背番号10の山北投手。
5回裏 愛知黎明
四球と犠打で1死2塁とすると、7番鈴木選手がチーム初ヒットとなる3塁線への絶妙なセーフティーバントを決め1・3塁に。続く8番逸見投手が初球にスクイズを決め、先頭打者から"ノースイング"で鮮やかに先制点を奪います。
6回表 東邦
1死から2番大島選手が逆方向のレフト線へ2ベースヒットで出塁すると、3番中村選手は粘った末にライト線に落ちる2ベースヒットを放ちます。2塁走者は3塁ストップで2・3塁となり、4番石川選手のライトへのタイムリーヒットで同点に追い付きます。さらに1・3塁から5番岡本選手がセンターへ犠牲フライを放ち勝ち越します。
6回裏 愛知黎明
先頭の1番原田選手が山北投手のこの日最速142㌔の直球を振り抜き右中間を深々と破る3ベースヒットを放ちます。1死となり3番島田選手の打席、カウント1ボール2ストライクからまたもスクイズを仕掛け見事に成功。すぐさま同点に追い付きます。
8回表 東邦
1死から4番石川選手がレフト前ヒットを放つと、代走に藤田選手を送り警戒される中見事に盗塁を成功させます。さらに四球で2死1・2塁とし、7番上田選手のライトへのタイムリーヒットで再び勝ち越します。
9回表 東邦
この回先頭の山北投手の代打伊藤選手がライトへ2ベースヒットを放ちます。犠打で1死3塁とし、2番大島選手がライト後方へ犠牲フライを放ちリードを2点に拡げます。
9回裏 東邦
エース宮國投手が最終回のマウンドに登ります。
三者凡退に抑えてゲームセット！
まとめ
4対2で東邦が準々決勝進出を決めるとともに、"夏のシード権"を獲得しました。5回までは相手投手の巧みな投球術と好守を前に散発3安打。5回裏にはノースイングで先制点を奪われるなど我慢の展開が続きましたが、それでも6回以降は毎回安打で終わってみれば11安打と着実に得点を積み重ねた攻撃は流石でした。初戦では7番に打順を下げていた眞邉選手をトップバッターに起用するなど打順の変更もみられました。投げては先発の山北投手がこの日も粘りの投球で8回2失点。8回にはこの日最速タイの142㌔を投じており、完投できるスタミナも十分備わっていると感じました。最終回に登板した宮國投手は投球練習で最速144㌔を計測。145㌔を計測した初戦よりコントロールも安定しており、完全復活も近いのではと期待せずにはいられません。山北投手が先発としてひとり立ちした今、夏の甲子園出場のカギを握るのは宮國投手と言って良いでしょう。
一方敗れた愛知黎明は、エース逸見投手の力投が光りました。サイドスローに近いスリークォーターからテンポよく投げ込み5回まで無失点。この日の最速は131㌔とストレートは決して速くないものの、大きく曲がるスライダーを中心に100㌔を切るカーブやチェンジアップを内外に投げ分け的を絞らせませんでした。制球力に加え巧みな牽制技術も持っており、野球センスの高い選手だなと感じました。野手陣も好守でエースを支えました。レフトの𠮷田康選手は6回と8回に、サードの原田選手は7回に、何れもヒットとなれば失点は免れない場面でのビッグプレーがありました。攻撃では少ない安打数ながらも効果的に得点を奪っており、夏に向けて打力が強化されれば上位に進出する力は十分にあると思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回は
春季愛知県大会3回戦
"名古屋vs至学館"
の観戦日記です。是非。
ピスタッチオ⚾️
