弟が亡くなって、みんな善かれと思って色々な言葉をかけてくれたけど、こっちからしたら全然しっくりこなかったベスト1、2。

圧倒的一位は
「親より先に死ぬなんて親不孝だ」
そう言って下さったのは、日々弟の病室を清掃してくれていた年配女性。
年代的にもまぁ常套句というか、まぁ年代的にも善かれと思って言ってくれたんだろうけど……
なんというか、まぁ母の気持ちに寄り添おうとして言ってくれたんだろうけど。
違うから。全然違うから。
前も書いたけど、うちは両親が離婚し、各々再婚し、私たち姉弟は散々親に迷惑かけられて生きてきたから。
だから、弟が親不孝なんじゃなくて、弟が親に不幸にさせられたの!
散々闘病頑張って歯をくいしばって生きてきて、死にたくてしんだわけじゃない人に「親不孝者」なんて言葉、絶対かけないね私なら。

続く2位は
「事故死よりは…」
この言葉をかけてくださったのは、葬儀屋さんの営業をされている推定50代女性。
この方、うちと同じく若くして息子さん病気でなくされてて、だからこその言葉なんでね。
責めるのもちょっと気が引けますが…
ようは世の中若くして家族を亡くされた方はたくさんいて、お仕事柄色々な方をみてきたけれど、闘病期間があったから、色々向き合う時間もあったわけだし、ある日突然事故死で死別された方から比べたら…云々と言われたわけですが。
事故だろうが闘病だろうが、なんだろうが死別は辛い。なんだろ、事故死の方を引き合いにだして自分を慰めるのは違うだろって。
お互い若くして家族を亡くしているわけでしょ⁉️辛さ分かるでしょ⁉️
それをなんかとにかく引き合いに他者を出すのはフェアじゃないな。
この女性の気持ちやいいたいことは分かるんだけど、私だったらどこか知らないところであの人よりまし、とか言われたらイヤだし、だから自分も、自分の悲しさ慰めるために他人出すやり方は解せない。

実は最近友人を不慮の事故でなくしました。
それで、ふとこの言葉を思い出したのです。
私は、その友人やご家族のことを想った時に「事故よりまし」だなんて一ミリも思わなかった。
ただただ、自分が今まで過ごしてきたやり場のない悲しみを、それにともなう体調不良や突如として襲われる絶望感や不安や、ありとあらゆる負の感情を、同じように背負っていくご遺族が、どうか少しでも少しだけでも心安らぐ時があるといいな、とか、どうか一人じゃないから、私もその喪失感分かるから、とか、どうにか寄り添えないものか、とか。そんなことが浮かんでは消え、浮かんでは消え………
あぁ、うちはああで良かったとか、人様がああでどうだったとか、やはり比べたくはないのです。絶対に。

周りも一生懸命気を遣って下さってるの分かるから、しかも声をかけて下さるって、一生懸命私たちのこと想って下さっているわけだから、だから悪く言いたくはないんだけど、
言葉は怖いよ、ということ。
感性は十人十色だから。

ごめんなさい、とりとめもない殴り書きです。