「いつもこのステージの上に立って思ってること。ここにいるみんなを音楽という乗り物に乗せて、悲しみやさみしさや退屈から出来るだけ遠い遠い場所に連れていきたいと願っています」

ミスチルのライブで桜井さんが言っていた言葉。
音楽って素晴らしいですね

さて。
弟がガンになって、元々口数の少ない弟は病状、心情あまり多くは語りませんでしたから、私としてはちょっとした予兆などから現状を汲み取る作業が続きました。
本人に面と向かって「実際どうなの?」なんて聞けませんでしたから。
で、まずはよく聞く「ガンの臭い」。

初めて病室に行った時、これ一番怖かった。
よく聞きますよね、ガンには臭いがあってすぐ分かるって。だけど全く感じませんでした。
ただ、病院の消毒見たいな臭いがするだけ。
弟本人は毎日お風呂に入れないから、自分が臭いんじゃないかと気にしていましたが、亡くなるその日まで不衛生な臭いは元より、何か違和感を覚えるような不慣れな臭い、すなわちガン特有の臭いというのを感じることはありませんでした。
臭いに敏感かつ、思ったことをすぐ口にしてしまう4歳の息子も一度たりとも病室が「臭い」と言うことはありませんでした。

臭いを感じる人もいるようですから、ガンの種類や病状によるのかもしれません。分かりませんが。