今朝早く祭りの「じゃがバタ」のためのじゃがいもを蒸してから
祭り会場へ行ってきました~!
店番もあったけど迷KIDS達は二人で手をつないで祭りを満喫した模様・・・
そりゃそうだ!お菓子ばっかり買ってたもんな・・・
ま、たまには良しとしますか・・・
さて、一人で勝手に祭りをあげている週末妄想小説・・・
今日も勝手にやります(笑)
週末になると覗いてくださる方が多い・・・
皆さんも好きね~(笑)
感想とかこういうのどお?とかアイデア、シチュエーションをコメントしてくださると
妄想小説にも幅が出るんですが・・・
・・・内容が内容だけに勇気いるよね・・・(爆)
ネタが切れたらと思いながらチマチマと最近ではメモまでしてるっつーの!(汗)
では・・・どうぞ・・・
あ、今週でこのシリーズ終わらせるつもりでしたが・・・
話の回数の関係で次週を最終回とすることになりました~
懲りずにお付き合いくださいませ・・・
「のら猫」ーその7-
あたしはつくづく自分が人間で良かったと思うときがある・・・
もちろん美味しいものを自分の手で作る技術とか色々な情報を聞き入れて知識にする喜びとか
数え上げたらキリがない・・
でも一番思うのは好きな人と一緒に一つのベッドで抱き合っているときだ・・・
「ヒナ・・・・どうした?眠れないのか?」
二人で抱き合って眠っているのにあたしが落ち着かないで様子でいるのに気付いて声をかけた
「あ、ごめん・・・起した?ちょっと考え事してた。」
「お前また・・・おかしな事考えてたのか?」
「おかしな事って失礼な・・・」
目をつぶったまま頬を少しだけ上げて笑いながらあたしを抱きしめている腕の力を少し強くする・・・
「言ってみろよ・・・お前の言う事面白いからな・・・発想がさ・・・」
「何それ別に・・・ただ自分が人間で良かったって思っただけだよ」
「ふーん・・・何で?」
「え・・・聞いたらまた鼻で笑って馬鹿にするくせにさ」
「聞いてから決める・・・・・馬鹿にされるような話なのか?」
「どうかなぁ・・・」
「なら言ってみろ。」
「えとね・・・今日昼間リビングの延長コードのコンセントがすぐ抜けちゃって直したの。
バラしてコンセントの中の受け側のバネが弱かったから少し直してさ
それとそこに挿してたプラグのほうも少し調整してたの。」
「んで?」
「直してたら思ったの・・・色んな物があるけど・・・雄、雌って良く言葉使われてるなって。」
「ネジでも・・・雄ネジ、雌ネジって」
「あぁ・・・ニュアンスはわかるな」
「ま、受け側が雌、差し込むほうが雄っていうのは人間とか動物と一緒だよね・・・鍵もそうでしょ?」
「・・・・まぁな。言い方が何かなぁ・・・」
「・・・それで?」
そう言いながらあたしの首元に唇を寄せながら話を聞いている・・・
「でもさ・・考えてみたらさ魚の受精ってさ雄が水中に放出して受精させるでしょ?
必死に雌の魚に綺麗なヒレとかヒラヒラさせてモーションかけてさ・・・交尾っていうよりさ」
「うん・・・」
「まぁ・・他の動物とか・・・ライオンとかはちゃんと交尾するけど・・・ネコも犬もね。」
「ん・・・」
孝天はあたしの長話が退屈になったようでウトウトしている・・・それでもあたしは話を続けた。
「でも人間だけなんだよね・・・きっと・・・言葉で甘いこと囁いたりお互いの身体に触れ合ったり
お互いのことを愛しいと思いながらさ・・五感を使って 愛し合うのってさ・・・」
「ホント孝天と愛し合ってるときにあたし人間で良かったなって・・・」
孝天は眠ってしまったようで何も答えない・・・
「孝天が囁いてくれたり・・・あたしの身体に触れてくるだけで幸せだもんなぁ・・・もちろん繋がってるときもね」
「・・・でもそう思いながらも自分が鍵穴みたいに無機質な物になればいいのにとも思うんだ。」
あたしは隣で眠っている孝天を見つめながら続けた
「いつか・・・こうやって一緒にいられなくなるって考えるとさ・・・
あたしと孝天が一対の鍵みたいにお互い二人じゃないと
絶対にどうにもならないっていう関係でずっといるのって
人間には感情があるから難しいじゃない・・・
そう思うと自分がいっそ無機質な鍵穴になれたら良いのにって思うんだ・・
そうしたら・・・孝天っていう鍵じゃなければ絶対合わないってことになれるし」
独り言を言い終えてあたしはすでに眠っている孝天の身体から少し離れて背をむけた・・・
そう・・・いつかあたしはまたひとりになる時が来るんだ・・・
目を閉じると泣きそうな気持ちとどうしようもない不安があたしを襲う・・・
「まったく・・・何を考えてるかと聞いてればオマエは・・・」
孝天はそう呆れながらあたしの背中を抱き寄せてスッポリとあたしの身体を包み込んだ
「・・・起きてたの?寝てるもんだとばっかり思ってた」
「ウトウトしてた・・・そしたらいきなりオマエが『一緒にいられなくなる』なんて言うから目が醒めた」
「あ・・・ゴメン。」
「不安なのか?オレの気持ちが離れるってさ・・・ったく・・何言ってるんだ」
「俺から言わせれば・・・そりゃこっちの台詞だ」
「え?なんで?あたしの気持ちが孝天から離れるって考えてるの?どうして?」
あたしは思いがけない言葉を彼から聞いて思わず孝天の顔を見た。
「こら・・・前向いてろ・・・。お前さ普段から自分の思いとか言葉で言わないだろが・・・
ま、オレも直接的には言わないけどな・・・確かに。
だからホントに俺のことどう思ってるのかって不安になるときがあるんだよ。」
「・・・ゴメン。」
「謝らないで良いから・・・言葉で伝えろよ。」
そう言って背中を向けていたあたしの体の向きを変えさせる。
あたしが逃げないように長い足を絡めて身動きできないようにした
孝天の素肌に直接触れていたあたしは彼の体温と心音を感じていた・・・
あたしは孝天と向き合って見つめた・・・
「うん・・・あたしね・・・孝天のこと大好きなの。ずっと一緒に居たいと思ってるの。孝天のこと愛してるの。」
いつもは口に出さない気持ちをあたしは孝天に伝えた。
「ん・・・・それから?」
「・・・あたしには孝天じゃないと駄目なの。その声、その目、その口、その手・・・その身体
・・・その性格じゃないと駄目なの・・・」
あたしは目を見つめたまま一言一言噛み締めながら言った。
「ん・・・嬉しいよ。やっとちゃんと言ってくれたな・・・ありがとな。」
そう言ってあたしを抱きしめた。
「ま、言わなくても普段から解ってるけどな・・・お前を抱いてれば解るけどさお前の気持ちは。
それに・・・ヒナの身体は俺にしかピッタリ合わないってこともな」
そう言いながらあたしにキスをしてから唇を耳元に移動させる
「ん・・・あたしも解ってる」
彼の唇の感触を感じながらあたしは思う
・・・もう無機質な鍵穴になりたいなんて考えない
だって・・・人間だったらいつでも動物みたいに本能だけで愛し合うこともできるし
五感をフルに使って愛し合える。
それに最初はバラバラの気持ちと身体だって
お互いが愛し合えばピッタリな鍵と鍵穴みたいになれるもの・・・
それって人間にしか持ってないものだもの・・・
目を閉じてそう思っていたあたしの耳元で孝天が囁いた・・
「こら・・・余計なこと考えるな・・・今は俺だけに集中しろ・・・」
返事の代わりに吐息をもらしたあたしを孝天は五感を使ってまた愛し始めた・・・




