今日もバイト行ってきますた。
一昨日は2時間そして昨日は4時間の睡眠時間ですが・・・
元気でいられるのはやっぱり昨日楽しかったからでしょうね・・・
さて、今日はヴァネさん編です。
ワシにしては珍しい位爽やかだわ・・(爆)
・・・ほら・・今年のモットーだから。
というわけで・・・どうぞ。
しかし爽やかな内容って書くの難しい・・・むぅ。
「You're My Sunshine」 -ヴァネさん編ー
あたしはいつものようにCDショップに来ていた。
今日もお気に入りのCDの視聴ブースのヘッドフォンを耳にする
ヘッドフォンを耳にすると店内のBGMやノイズが全て遮断されて
あたしは音の洪水の中へ飲み込まれていく・・・
目をつぶると何も考えずに音だけが身体に染み込んでいくようで心地良い・・・
・・・・ふいに誰かがあたしの肩を叩いた・・・・
振り向いたあたしに満面の笑顔をしながら何か言っている。
あたしが聞こえてないのに気づいてオーバーなアクションでヘッドフォンを外すようにジェスチャーで表した。
あたしは慌ててヘッドフォンを耳から外した。
「・・・そのCDまだ聞くかな?」
「あ・・・ゴメンナサイ。どうぞ。」
あたしはその人にボリュームを下げてヘッドフォンを渡した。
「アリガト。」
笑顔であたしにそう言ってヘッドフォンを耳にあてた。
「あ~このCD聞いてたんだ?このアーティスト良いよね。」
あたしに笑顔でそう言ってヘッドフォンを両耳にセットした。
あまりにまぶしい位の笑顔で話しかけるその人からあたしは逃げるように離れた。
あたしは少し離れた場所からその人を見ていた・・・
ヘッドフォンで聞きながら気持ち良さそうに身体全体でリズムを取っている・・・
自然に身体がリズムに動かされるようなその姿からあたしは目が離せなくなっていた・・・
そんなあたしの視線に気がついたのかその人と目が合ってしまった・・・
「ん?まだこのCD視聴する?」
ヘッドフォンを耳から外してあたしに尋ねた。
「あ・・・良いです。どうぞ。」
「そんなに好きなのに・・・どうして買わないの?」
ヘッドフォンを片耳にあてながらあたしに言った。
身体はまだリズムを取っている・・・
「あ・・・他にも欲しいCD沢山あって・・・全部買えないから。」
「確かに欲しいCDって沢山あると悩むよね~それで他のCDって?」
あたしは自分が買うのに悩んでいたCDを数枚手にしてその人に見せた。
「あぁ・・・このアーティストかぁ・・・確かにコレも良いよね・・・俺もチェックしてた。」
「この中で選ぶとしたら・・・どれ?」
あたしが手にしたCDをチェックしながら数枚選んだ。
「うーん・・・これか・・・そのCDかな・・・」
あたしは手にしたCDの中からの1枚とさっきまで聞いていた視聴ブースのCDを指差した。
「どっちが好き?」
「やっぱり・・・そっちかな・・・」
あたしは視聴ブースを指差す。
「OK!それじゃ俺はこっちね。」
そう笑顔で言いながらあたしが持っていた方のCDをその人は取り上げた。
「あの・・・」
「ほら。買わないの?」
あたしに視聴ブースに陳列されていたCDを手渡してレジのところまで行くように促す。
「ドモアリガト!」
店員に笑顔で答えてあたしの支払いが終わるのを横に立って待っている。
あたしは買ったCDを手に何故この人はあたしの選んだCDを買ったのか考えていた。
「これで欲しいのがお互い買えたでしょ?さて・・・次はこれを両方聞けるようにしないとね・・・」
その人はあたしに向かって笑顔で店の外で話しかけた。
「あの・・・それどういう意味?」
「ん?わからない?シェアし合うんだよ。そうだなぁ・・・今日は天気が良いよね。」
あたしはその人が言ったことが理解できずにいた・・・
「この辺に公園とかある?丁度ランチの時間だからランチ取りながらシェアしよう。」
「公園はあるけど・・・」
「何食べる?外だから・・・やっぱりファーストフードかな・・・」
楽しげに後ろ向きで歩きながらあたしに話しかける。
大きなスクランブル交差点に差し掛かってその人はふいにあたしの手を掴んだ。
「ほら。信号変わっちゃうよ。急いで。」
あたしは自然に掴まれた手を振りほどくのも忘れてその人と横断歩道を走り出した。
人が溢れる中あたしとその人は人の波をすり抜けて横断歩道を渡った。
「ギリギリだったね・・・ツカレタ?」
「大丈夫です・・」
「ここでランチを買って行こう。」
そう言ってあたしの手を握ったまますぐそばの店内に入った。
「何にする?」
「あ・・・あたしはサラダと野菜サンドで。」
「それはGood choiceだね。ヘルシーで良い感じ。俺もそれでいこう。」
あたし達は同じものを二つずつ頼んでそれから水も買った。
「走らせるの突き合せちゃったから・・・ご馳走するよ。」
そう言ってあたしが財布を出す前にその人は支払いを済ませた。
「ありがとう。」
「ん?こちらこそアリガト。一人で食べるランチなんてつまらないと思ってたんだ。」
また笑顔であたしにそう言った。
あたしはその人の笑顔を見て大輪のひまわりを思い浮かべた。
大きな公園の芝生にあたし達は腰を下ろしてランチを食べた。
「やっぱり天気の良い日は外でのランチは最高だね。」
そう言ってあたしに笑いかける。
「今日は温かいなぁ・・・日向ぼっこには最高の一日だね。」
そう言って上着を脱いだ。
小さな顔立ちからは想像できないほどの腕が露になった・・・
野菜サンドを口にしながらその人は急に声をあげた。
「あ~っ!忘れてた!」
あたしは思わず驚いてその人の顔を見た。
「ど、どうしたの?」
「肝心なこと忘れてた!」
「え?」
「名前・・・聞くの忘れてた・・・名前は?」
「あ、あぁ・・・あたしは汐音・・・しおねって名前です。」
「汐音かぁ・・・俺の名前はヴァネス。」
「ヴァネスね。よろしく。」
「汐音って名前かぁ・・・英語で言うと・・・そうだなぁ・・・Rippleってとこかな?小波(さざなみ)って雰囲気かな。」
「なるほど・・・それって面白い表現・・・」
「そう?」
「自分でも思いつかなかった。」
「何か心地よい波の音が聞こえてきそうな名前だね・・・」
「波の音って何か安心するじゃない?」
「そうかな・・?」
「ん。俺は凄い好きだな・・・」
そう言いながらヴァネスはニッコリと笑顔であたしを見た。
・・・あたしのことを好きだと言ったわけじゃないのにそう言われて胸がドキドキした。
「さて・・・それじゃランチも取ったし・・・シェアしようか。」
「あの・・・さっきからシェアって言ってるけど・・・」
「ん?良いから。」
そう言ってヴァネスは持っていた大きなデイバッグからノートパソコンを取り出した。
「今日持ってて正解だったな・・・」
芝生の上に座りノートパソコンをいじりだす・・
「何か不思議な組合せ・・・公園でノートパソコンなんて・・・」
「そう?結構皆普通にやってるけどね・・・こっちじゃ珍しいかぁ・・・」
「さっき買ったCDと・・・それ・・・貸して。」
あたしの胸元を指差した。
「あ・・・なるほど!」
あたしは首からかけた携帯オーディオプレーヤーを外してようやく意味を理解した。
「わかった?そういうことだよ。シェアできるでしょ?」
嬉しそうに笑ってあたしのプレーヤーを受け取った。
買ったばかりのCDをノートパソコンに入れてそのままプレーヤーに読み込ませた。
「それから・・・俺が買ったコレもね・・・あ、そっちのCD俺のにも良いかな?」
「もちろん!シェアするんだし、あたしだけじゃ悪いもん。どうぞ。」
「アリガト」
あたしはヴァネスから自分のプレーヤーを受け取りデータを確認した。
それから少しだけ音楽を聴いてみた。
「・・・・これでいつでもお気に入りのが聞けるね。」
「あ・・・でも・・・これってホントは不味いんじゃない?」
「ん~・・・かもね。でも今度ちゃんとCD買うまでの間ってことで・・・駄目かな・・・」
「・・・・次に買うCDはこれに決めておくね。ありがとう。」
「こちらこそ!アリガト。」
あたし達はお互いのプレーヤーのデータを確認しながら笑った。
「汐音はどんな音楽聴いてるの?他には・・・」
あたしのプレーヤーを覗きこんだ・・・
ヴァネスの綺麗な横顔があたしの側に来てあたしはドキドキした・・・
「あ・・・色々だよ・・・アメリカのバンドも好きだし・・・ヨーロッパ系も聞くし・・・」
「ふーん・・・幅広いね・・・あ・・・このバンド俺も好きだな・・・良いよね。」
あたしの方を見て笑って答えた。あたしの心臓の音まで聞こえそうな距離だ・・・
「あ、ヴァネスは?」
「ん?俺?俺は・・・RAPミュージックが殆どかなぁ・・・あとR&Bかな・・・バンドも聞くし。」
「音楽好きなんだね・・・視聴ブースで身体が自然に動いてたよ・・・」
「ん。ダンスも好きなんだ。だから自然と身体が音に反応しちゃうんだよねぇ・・・」
「汐音はどちらかというとじっくり聞くタイプだね・・・うん。」
「あ・・・あたし?踊れないから・・・踊れる人って凄いと思っちゃう。」
「そうなの?」
「うん。リズム感が悪いっていうか・・・リズム感が無いんだと思う・・・」
「・・・・パラパラだっけ?こういうの・・このステップは出来る?」
いきなり立ち上がってヴァネスはパラパラの足のステップを踊り出した。
「あ・・・それくらいは・・・できるけど・・・」
あたしも立ち上がって一緒にステップを踏んだ。
きっと周りから見たら凄いおかしな風景なんだろう・・・
でもあたしはヴァネスと一緒だと楽しくて仕方なかった。
「上手だよ!俺の知り合いなんてこのステップさえ出来ないヤツがいたんだよ!」
「最近はそこそこのステップも踊れるようになったけどね・・・でもギターは弾けたりする不思議なヤツなんだ。」
「へぇ・・・踊れなくてもリズム感はあるってこと?」
「ん~・・・どうなんだろね?身体と音が連動しにくいんだろなぁ・・・」
「そいつに比べたら全然汐音はリズム感あるんだから。きっとダンスも上手に踊れるよ。」
あたしに笑顔で励ますように言う・・・
あたしは彼の笑顔を見てひまわりのようだと思っていたけれど
その笑顔を見た瞬間に彼はひまわりではなく太陽のほうだと思った。
ひまわりが太陽に向かって向きを変えるように・・・あたしは彼の笑顔から目が離せなくなっていた
「ん?どうしたの?俺の顔ジッと見て・・・」
「あ・・・なんでもない。あ、ヴァネスのプレーヤー見せてくれる?どんなのが入ってるか見てみたくて・・・」
「良いよ。どうぞ。」
ヴァネスは笑顔であたしに自分のipodを渡した。
自分の顔が赤くなりそうなのをごまかすようにあたしはipodのデータを見出した。
確かに色々なジャンルがデータで入っていた。
「・・・・あれ・・・これって・・・」
「ん?何か気になる曲あった?」
ヴァネスが覗き込む・・・
「これって・・・あたしがさっき買ったCDと同じじゃない・・・?」
「あ・・・」
ヴァネスはそう言ったあたしの顔を見ながら何故か赤い顔をした・・・
「えと・・・それは・・・」
「実を言うとさ・・・汐音があまりにも夢中になって聞いてたから気になったんだ・・・」
「・・・え?」
「何を聞いていたか気になったし・・・それよりも・・・」
「それよりも?」
「夢中になって聞いてる汐音の横顔が気になってたというか・・・」
ヴァネスは頭を掻きながらあたしを見つめた・・・
「汐音が・・・・気になって・・・声かけたんだ・・・うん。」
そういうと優しい目をしてあたしに微笑んだ。
「何日か前に偶然あの店に立ち寄ったときに汐音が今日みたいに視聴ブースで目を閉じて視聴してたんだ・・・
その横顔を見たときにさ・・・何か目が離せなくなって・・・凄い気になってた・・・」
「それから毎日あの店に行ってみたけど汐音は来てなくて・・・
今日やっと汐音に会えたんだ・・・だから思わず声をかけちゃったんだ・・・」
あたしはヴァネスの告白を聞いてどうしていいかわからずにいた。
「汐音にCDを選んでもらう時・・・もし俺が持っていないほうだったら諦めようと思ってたんだ・・・
でも違うほうだったら・・・このままシェアしようって声かけようって決めてたんだ。
いつ次に汐音に会えるか解らないし・・・そのまま終わりにしたくなかったんだ」
「・・・・汐音あの横顔を見たときから・・・俺は汐音に恋したんだよ・・・」
「・・・え?」
「あ、もちろん横顔だけじゃないよ。一緒にここに来る間汐音といて
一緒に過ごした時間も汐音の笑った顔も好きだと思った・・・」
ヴァネスはあたしの顔をじっと見つめていた。
「汐音は今付き合ってる彼とか好きな人とかいる?」
「え?・・・・いないけど・・・」
「いきなりだけど・・・俺と付き合ってくれるかな・・?」
「・・・え?」
あたしはいきなりのヴァネスの告白に驚いていた・・・
「あたし達今日さっき知り合ったばかりだし・・・あなたのこと知らないし・・・そう言われても・・・」
あたしはどうしていいのか解らずにそう答えた。
「俺のこと・・・シンジラレナイ?悪いヤツだと思ってる?」
そう笑顔であたしに笑いかける・・・ヴァネスの目は真剣な目をしていた。
あたしはその笑顔を見てこの人はあたしの太陽なんだと思った。
あたしはまるでひまわりのようにこの人の暖かな笑顔から離れたくないと思っている・・・
この笑顔のそばにいたい・・・そう思った。
「・・・・悪い人だなんて思わない・・・・でもあたしで良いのかな・・・」
あたしは真っ赤な顔でヴァネスに尋ねた。
「汐音が良いんだ・・・俺のこと色々教える・・・汐音のことも教えてくれる?」
「うん。ヴァネスのこと信じる・・・あたしもあなたの笑顔に夢中だもの。」
あたしはヴァネスに笑顔でそう答えた。
「えぇ~!笑顔だけ~?」
ヴァネスはおどけてオーバーアクションであたしに笑いかけた。
「あなたの笑顔であたしも幸せになれる気がする。」
「汐音がハッピーになれるならいつでも笑顔でいられるよ。」
そう言ってあたしを優しく抱きしめてくれた。
「とりあえず・・・そうだな・・・これから何処に行こうか?」
ヴァネスは立ち上がってあたしに手をさしのべた
「・・・・あのね。あたしもヴァネスみたいに踊ってみたい。」
そう言ってあたしはヴァネスの手を強く握った
「OK!俺に任せてよ。きっと楽しいよ。」
あたしが握り返した手が離れないようにヴァネスはあたしを強く抱きしめて
今日一番の笑顔をあたしにくれた・・・
あなたの笑顔はあたしにとっての太陽・・・
まぶしくて暖かいあなたの笑顔に恋に落ちた・・・・
あたしはあなたの笑顔から目が離せない・・・