宮中では七月七日七夕祭りの夕食として節句料理を召し上がります。
左上から星形の薩摩芋レモン煮、鰻押しずしのかわりのあなご、黒豆蛍、茄子胡麻煮、衣かつぎ、まん中は稚鮎南蛮漬け。 どれもおいしい。 お酒のつまみですね。
左からアワビ酒蒸し(アワビは高いのでとこぶしの炊いたん)、中は塩茹で枝豆、右は南京うちわ。 けっこう普通の夏野菜。
上はスイカ、下は養老豆腐(山芋を擦ってゼリーで固めたもの)
左は牛ロース野菜まき、中は青梅甘露煮(梅酒の中の梅を煮ました)、夏野菜ゼリー寄せ(夏野菜を彩りよくおいしいお出汁で固めました) 美味しいものが少しづついろいろあります。 呑めや、という献立です。
七月十三日の盂蘭盆には昼食に蓮の飯を召し上がられます。
母ちゃんは不忍の池で蓮の葉を調達し、白強飯(もち米を蒸したもの)を包みました。 もう一つは長芋当座煮、小茄子茶筅煮、蜆しぐれ煮(あさりで代用)が蓮の葉に乗せてあります。 宮中では皇居の蓮を使われるそうです。 おや、左右が反対でしたね。
土用の入り(七月二十日頃)にはお昼の前に黒餡餅を召し上がります。
本格的な暑さが到来する前に暑気よけとして召し上がります。 あんこの横は、小豆とニンニクのみじん切りを茶碗に入れたもので、水を注いで飲む所作をされるそうです。 母ちゃんは飲んでみましたは、そりゃあまずかった。 なんだろ、魔よけかな?