この正月もしこしこと読んでいます。 結構おもしろい本にあたったな! 母ちゃんは子どもの時から、夜寝る前にベッドで本を読む癖があるんだ。 それと……、早朝に目を覚ました時も読みます。 そのうちに眠くなり二度寝をして、朝の7時に起きるようにしています。 なぜって、4時5時6時に起きちゃうと、昼にたまらん眠くなって、昼寝をして、爆睡して、生活リズムが狂うから。

 

 

 

「わたしが一番きれいだったとき」 茨木のり子著

一度読んでみたかった詩集です。 茨木さん、かっこいい。

 

 

「架空通貨」 池井戸潤著

女子高生の麻紀の父親が経営する会社が破綻した。 麻紀の高校の社会科の教師で元商社マンの辛島が、二人でその謎に迫る。 とある田舎で流通する円以上の力を持つ闇のカネによって、人間や会社、銀行までが支配される。 おもしろい! 一気に読みました。

 

 

「プラチナデータ」 東野圭吾著

全人類に施されたDNA検査システムによって、正確に犯人を特定できる時代になった。 そのシステムを開発した蓼科兄妹が殺される。 このシステムを操作する神楽が犯人を検索したところ、どうも犯人は神楽の二重人格のリュウらしい。しかもこのシステムには社会の為政者の一部を除外するプラチナデータがあるらしい。 面白すぎる。

 

 

「冬そして夜」 S・J・ローサン著

ニューヨークのしがない私立探偵のビル・スミスは、甥のゲイリーに助けを求められ、しかしゲイリーはすぐに姿を消す。 ビルは相棒のリディアと一緒にゲイリーの住むニューヨーク近郊のワレンズタウンへ向かう。 ワレンズタウンは高校フットボールだけが唯一の関心ごと、誇りであり、価値観の基準である。 そのために街全体がゆがんでいる。 ある種のアメリカの都市のかかえる真実。 たぶん、トランプ人気を支える、アメリカの多くの都市の現実であろう。 この本がまた面白いのってなんのって。

 

 

「ブーリン家の姉妹」 フィリッパ・グレゴリー著

16世紀のイギリス。 ヘンリー8世の寵愛を得、ありとあらゆる手を使い王妃となったアン・ブーリン(エリザベスⅠ世の母)と、その妹(ヘンリー8世の愛人)の一族の野望と策略の物語。 肉を喰って育った人の精神と頭脳の構造は、われら日本人とは違いすぎる。 そのえげつなさに目が離せなくて読みふけり、しかしいささか食傷した本です。