「子どもは親の鏡」

 

この言葉を、
私は昔、どうしても受け取れませんでした。

 

 

苦しんでいるのに、

責められている気がしたし、

 

 

それに、
一見、自分とは真逆のことをしているように見えたから。

 

 

 

 

 

 

「全然似てないじゃん」と思っていた

 

当時の私は、

・やるべきことをやり

・ちゃんとして

・我慢もして
・周りに迷惑をかけないように気をつけていた

 

 

それなのに、
目の前のわが子はというと、

・やるべきことをやらず

・やりたいことばかりで
・わがまま放題
・暴れ放題

 

 

「これのどこが鏡なの?」
「私、こんなことしてないし」
 

 

むしろ、
真逆にしか見えませんでした。

 

 

だからこの言葉は、
しばらく私の中で
意味不明なままでした。

 

鏡が映していたのは「行動」じゃなかった

 
 

 

 

あとから分かったのは、
子どもが映していたのは
私の“行動”ではなかった、ということ。

 

 

不登校や親子の問題を見ていると、
実は 大きく分けて2つのパターン があると感じています。

 

 

どちらが正しい・間違いではありません。
ただ、構造が違う

 

① 親も子も「ズレていて」苦しんでいるパターン

 

この場合、

・親も本音に気付いていない
・子どもは本音を抑え込んでいる
・お互いに「分かってほしい」のに、

うまく届かないという状態。

 

 

親は
「ちゃんとしなきゃ」
「正しくあらねば」
という価値観から、

無意識に自分の本音を抑え込み、

その価値観を、良かれと思って

子どもに押し付けてしまうのです。

 

 

そして子どもは、
「言っても無駄」
「どうせ分かってもらえない」
と心を閉じていく。

 

 

このパターンで、
子どもが映し出しているのは
親の「本音が置き去りになっている状態」
そのものなのかもしれません。

 

 

親子で行動が似ている、

という意味ではなく、
「本音が流れていない空気」を、
子どもが全身で表現している

のだと思います。

 

② 親はズレていたけど、子どもは“自分に正直に生きようとしている”パターン

(※我が家のケースはこちらでした)

 

 

一見すると、

・親は我慢して頑張っている
・子どもは感情をぶつけてくる

・もしくは、動けない

 

 

だから
「真逆」に見えます。

 

 

でも、よく見てみると——

 

 

親は
本当は嫌なんだけど

「大丈夫」と言い、
感情に蓋をして、

「正しさ」を優先させ、
「自分の本音」は後回しにして生きています。

 

 

一方で子どもは、
「嫌なものは嫌」
「無理なものは無理」
と、自分に正直であろうとしていた

 

 

この場合、
子どもが映し出していたのは
「ズレ」ではなく、

👉 親が自分に許していなかった生き方
👉 『自分に正直に生きていい』というメッセージ

 

 

今なら、そう思えます。

 

 

「理解してほしいのに、理解されない」苦しみ

 

子どもは、

自分に正直に
「自己一致」しようとしていただけ。

 

 

でも親が
無意識にそれを否定してしまうと、

「どうして分かってくれないの?」
という苦しみが、

暴言や暴力、

強い拒否として
表に出ることがあります。

 

 

それは
ズレさせてしまった結果の苦しみ。

 

 

——少なくとも、
我が家の場合はそうでした。

 

 

大切なのは、「ズレ」に気づくこと

 

親子の問題は、
一つの答えで説明できるものではありません。

 

 

ケースバイケースで

親子それぞれ、みんな違います。

 

 

だからこそ、

・我が家はどっちのパターンなのか?
・どこでズレが生まれているのか

ここに気づくことが、
不登校や親子関係を解決に導く

本当の意味でのスタートだと思っています。

 

 

子どもは、親を責めるために映し出しているわけじゃない

 

 

ここで一番伝えたいのは、これです。

 

 

子どもは、
親を責めるために
サインを出しているわけではありません。

 

 

「気づいてほしい」

「分かってほしい」
そんな切実なメッセージを、
態度や状態で見せているだけなんです。

 

 

子どもが求めているものは

たったひとつ。

 

 

親からの「無条件の愛」なんです。

 

 

子どもは親の鏡、という言葉は
決してあなたを責めている訳ではありません。

 

 

「そうじゃないよ」

「ズレている場所があるよ」
という、サインを出してくれているだけなんです。

 

 

だから、
無理に直そうとしなくていい。
正解を探そうとしなくていい。

 

 

ただ、気づくこと。

「自分のズレ」

「子どものズレ」

「親子のズレ」

 

 

それだけで、
親子の関係は
静かに、でも確実に動き始めます。

 

 

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