中央リニア新幹線
個人的には環境や安全や経済など、将来を見越して適正な方策で実施されるならば、特に否定するものではない事は、10年程前より述べてまいりました。
しかし、現実は著しく
①利権の巣窟であり、
②環境負荷、
人体への③安全性への疑念が未知数のままである事で自分は完全に反対派となりました。
反対派ではありますが10兆円にも迫る、ほぼ国策事業とも言える本事業が、個人的な反対意識などでその推進を止められるわけもなく…。
だからと言って『道せんぼオジサン』のようなまるでC国やK国の日本に対する言い掛かりのような反対姿勢には同調できません!
(疑念が残る)
①の利権に関して、どんな事業に於いても適正な利権は有って然るべき事です。
でなければ健全な事業展開・運営は不可能であるからです!
しかし、自分は最初のルート選定に於いて
南アルプス貫通ルートが採用された時点で経済性や環境負荷を無視した選定結果に過剰な利権構造だと直感しました!
勿論、関係者でもない一個人が巨大な利権構造全体を把握しているわけではありません。
あくまでも、本来なら絶対選択すべきではないルートを選択したということ、その思惑に違和感を持ったからです!
本来、東海道新幹線の補完ルートとして、経済性や安全保障(南海トラフ地震やその他の災害など)の観点から計画が推進されていたはず…
✳️南アルプスルートは南海トラフ地震の被害想定域に掛かっている!
ましてや、南アルプスルート周辺の多層地質構造帯は非常に脆い層と硬い岩層がミルフィーユ状に立っているため、一気に崩落する危険性が高いエリアであります。
上記の観点から言えば伊那谷・木曽谷ルートの何れかで問題ないはず!
自分も伊那谷か木曽谷ルートであれば、高速道路も走ってる環境現状ならば大きな問題は無いと思っておりました。
所要時間はJR東海の発表では
・木曽谷ルート
全長334㎞→ 46分
・伊那谷ルート
全長346㎞→ 47分
✳️南アルプスルート
全長286㎞→ 40分
わずか7分しか違わないのであります!
わずか7分の為に莫大な費用と環境破壊を選択した!
何より
日本列島の重要なエネルギー場(竜脈)である南アルプスを貫通し、その中を強電磁界が時速500㎞/hで高速移動する!
そして
その強電磁界は日本列島の大断層(グランドクロス)である中央構造線と糸魚川静岡構造線も貫通し、中部山岳地帯のその他の構造線、断層帯を何本も貫通する!
・伊那谷断層帯
・木曽山脈西縁断層帯
ちなみに、
断層や地質構造線は
地電流と地電位によるエネルギーの通り道霊道でもある。
これは
人間で言えば脊椎に針を刺し、強烈な電磁パルス流すのと同じこと!!
単なる環境負荷に留まらない、
日本列島全体の地質環境や自然環境に多大なる影響を及ぼすと危惧します!
強電磁界を通す前の、工事の段階
(穴を穿つ)で既に影響が出ているのかも知れません!
(例えば頻発する巨大地震とか?!)
コイツイカれてる!?と思われるかも知れませんが、この世の理(ことわり)は目には見えない部分が殆んど、目に見える僅かな事象(氷山の一角)は目に見えない理の現れにすぎません。
長野県大鹿村、大西山公園から小渋川沿いに
赤石岳を望む。(2017年春撮影)
この左右稜線の奥、左の稜線から右の稜線へ小渋川を横断する形で中央リニア南アルプストンネルが貫通する。
この美しくも重要な大自然の中を強電磁界が高速移動する…それだけで背筋が寒くなる感覚を覚えない人々とはいったい同じ人間なのたろうか?とさえ思う。
地震が来るとか来ないとか、
もうそんな次元の話ではない!
日本列島は
地震は何時でも何処でも必ず起きるもの!
地球は生きている
千年万年以上のタイムスケールではあるけれど、自然災害は地球の息吹!
それが普通の営み
人間や動物はその間で生きているに過ぎない。
生きられている事に感謝して
人間の特権である知恵を生かし備えをする事は許容される範囲である!
自然災害に怯えるのではなく
共存してゆく心構えが心のゆとりになるのです。
地球の息吹に増して人為的要因による自然災害を増やす事は
不幸な事!
自然災害が起こるとか起こらないとかに一喜一憂するのではなく、
自然環境を破壊しない
事へ意識を集中してゆく時代に入ったのであります。