大型台風が近づき、身の回りの方も不安に感じているかもしれません。

今回は、台風についてお話して日頃の備えに役立てていただけたら幸いです。

 

台風ってそもそも何?

台風は、熱帯の海上で発生する巨大な渦巻き雲のこと。暖かい海水から蒸発した水蒸気が上昇し、雲を作り、それが回転しながら巨大な渦に成長します。この渦の中心付近では気圧が低く、周囲から空気が流れ込みます。この流れ込む空気が地球の自転の影響を受けて曲がり、渦を巻くのです。

 

台風の名前ってどうやって決まるの?

台風には、人名が付けられますね。これは、国際的なルールに基づいており、世界気象機関(WMO)の台風委員会で決められた名前のリストから順番に付けられます。日本、中国、韓国、フィリピンなど、台風が発生しやすい国々がそれぞれリストを作成し、それを順番に使うことで、どの台風がどこで発生したのかをわかりやすくしています。

 

台風の強さはどうやって測る?

台風の強さは、中心付近の最大風速によって測られます。風速によって、以下のようなくくり方があります。

熱帯低気圧: 最大風速が秒速17.2メートル未満

台風: 最大風速が秒速17.2メートル以上

非常に強い台風: 最大風速が秒速54メートル以上

なぜ日本は台風が多いの?

日本は、太平洋高気圧と季節風が作り出す気圧配置の影響で、台風がよく発生する地域です。夏は太平洋高気圧が勢力を強め、その縁を回るように台風が日本に近づきやすくなります。また、日本の周りには島が多く、複雑な地形も台風の進路に影響を与えます。

 

台風から身を守るためには?

台風が近づいたら、以下のことに注意して、安全確保に努めましょう。

 

最新の情報を入手する: テレビやラジオ、インターネットなどで、気象庁の発表する最新の台風情報をこまめに確認しましょう。

避難の準備をする: 避難場所や避難経路を確認し、必要な持ち物を準備しておきましょう。

窓やシャッターを閉める: 強風で窓ガラスが割れたり、物が飛んできたりする危険があるので、あらかじめ窓やシャッターをしっかり閉めておきましょう。

高所から離れる: 強風で飛ばされる恐れのあるものは、あらかじめ室内に片付けましょう。

河川や海岸から離れる: 高潮や浸水などの危険があるため、河川や海岸から離れて安全な場所に避難しましょう。

まとめ

台風は自然の力であり、その脅威は侮れません。日頃から台風の知識を深め