炊飯器で手軽に炊ける現代ですが、土鍋で炊いたご飯には格別な味わいがあります。

私の知人は土鍋でご飯を炊いているという話を聞いたので、調べてみました。

火加減やタイミングを見極め、丁寧に炊き上げることで、お米一粒一粒が立ち、ふっくらつやつやに炊き上がります。今回は、土鍋で炊くご飯を美味しくするための工夫についてご紹介します。

準備

  • 水加減は、お米の種類や季節によって調整が必要です。一般的には、夏場は1割減、冬場は1割増しにするのが目安です。
  • ミネラルウォーターや浄水器を通した水を使うと、より美味しく炊けます。

 土鍋

  • 土鍋は、使用する前にしっかりと水で濡らしておきましょう。こうすることで、焦げ付きを防ぎます。
  • 蓋もしっかりと閉まることを確認しておきましょう。

 

土鍋で炊くご飯は、ひと手間かけることで、格別な味わいになります。

土鍋ご飯の炊き方について

(図は、八代目儀兵衛のホームページより引用しています)

美味しく炊くための工夫

 

 

○水を加えて浸水
浸水には軟水をつかいましょう。タッパーにお米と水をいれてふたをし、冷蔵庫で60分浸水させます。水の量は、お米1合あたりで190g。お米にしっかりと水を含ませることでふっくらツヤツヤの炊き上がりに。
○火加減
沸騰させて炊く
浸水したお米を土鍋に移し替え、中強火で10分間~11分かけて沸騰させます。上部から湯気があがる状態が目安です。沸騰したらそのままの火加減で1分間待ちましょう。沸騰したら弱火にするのがポイントです。強火で炊くと、お米が焦げたり、芯が残ったりしてしまいます。
※火加減のコツ:想定より早く沸騰しそうなら火を弱く、10分~11分で沸騰しそうになければ火を強く調整してください。確認に蓋を開けても大丈夫です。
 
とろ火にして14分加熱してください。徐々にこうばしい香りに変わります。
 
しっかりとしたおこげを作りたい場合は、火を止める直前に10秒強火にします。
  • 蒸らし

    • 蒸らし時間は、お米の種類や量によって調整が必要です。目安としては、10~15分ほどです。
    • 蒸らし時間は、火を止めてからなので、炊き時間を含めると20~30分程度になります。
炊き上がったら、蓋をあけずに10分蒸らします。その後しゃもじでお米の粒をつぶさないよう、空気を含ませながら、底からひっくり返すようにかき混ぜます。

炊き上がったら、蓋をあけずに10分蒸らします。その後しゃもじでお米の粒をつぶさないよう、空気を含ませながら、底からひっくり返すようにかき混ぜます。