ハチミツの健康効果について、お話しましたが、

乳幼児には害であることをお話します。

ハチミツはなぜ幼少期に与えてはいけない?その理由と注意点

ハチミツは、自然の恵み溢れる甘味料として、世界中で愛されています。しかし、幼少期には与えてはいけないという認識はご存知でしょうか?

 

1. 乳児ボツリヌス症のリスク

 

ハチミツには、ボツリヌス菌の芽胞が微量に含まれている場合があります。乳児はまだ消化器官や免疫力が発達していないため、ボツリヌス菌が繁殖しやすく、乳児ボツリヌス症という重篤な病気を発症するリスクがあります。

乳児ボツリヌス症の主な症状は、便秘、無表情、筋力低下、呼吸困難などです。重症になると、命に関わることもあります。

 

2. 感染のリスクはいつまで?

 

乳児ボツリヌス症の発症リスクは、生後1歳未満とされています。しかし、1歳を過ぎても完全に安全とは言い切れません。

 

一般的には、生後1歳半~2歳頃にボツリヌス菌に対する免疫が十分に発達すると考えられています。

3. 安全なハチミツの与え方

 

生後1歳半~2歳頃になったら、ハチミツを与えても問題ありません。ただし、以下の点に注意しましょう。

 

少量ずつ与え、様子を見ながら増量する。

毎日与えるのではなく、週に1~2回程度にする。

加熱処理されていないハチミツは与えない。

他の食品と混ぜて与える。

4. 気になる症状が出たらすぐに医療機関へ

 

乳児にハチミツを与えた後に、便秘、無表情、筋力低下、呼吸困難などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

 

5. まとめ

 

ハチミツは、幼少期に与えると乳児ボツリヌス症という重篤な病気を発症するリスクがあります。

 

生後1歳半~2歳頃までは、ハチミツを与える場合は少量ずつ、様子を見ながら行いましょう。

 

乳児にハチミツを与える際には、十分注意し、安全性を第一に考えましょう。