昨日の資料①に続いて高齢者介護施設に勤められている方に向けての研修資料②を作成しましたのでご覧ください。

多職種の連携により見取り介護、ターミナルケア体制を成り立たせるためには、

それぞれの職種の役割分担が大切です

医師は状態悪化や回復不可能な時期を判断し希望の医療処置を行います

看護師は状態の管理や情報を提供し多職種共同のサポートを行います

介護職は日常的な介護ケアと見取りケアを担当します

薬剤師は痛み管理や薬剤情報を提供し調整します

栄養管理士は経口摂取の情報や栄養状態を管理しサポートします

リハビリ療法士はADLを評価維持に努めます。STは嚥下評価し対応します

ケアマネジャーは見取りケアの情報を提供し家族の心理的サポートを行います

相談員は家族の意思決定に関する情報を提供しサポートします

身体的ケアとして、身の回りの清潔が保たれるように食後の口腔ケア、清拭、入浴など整容サービスを提供します

精神的ケアとして、コミュニケーションを重視し人権、プライバシーの尊重

声かけをして本人にとって居心地の良い環境を作ります

家族に対する支援としては、各職員が家族の精神的負担への配慮家族の希望や心配事への対応を行い、また死後のお悔やみの声掛けやグリーフケアなどを行います

高齢者の状態は変わっていきます

施設入所から看取りまでの流れについて説明します。入所後その場に

適用する適応期。そして安定期を迎えます。しかしそこで衰弱傾向が出てきて不安定期になっていきます。ケアプランの変更や調整が必要です

衰弱が進行しもはや回復しない状態を迎えると見取り期になります

逝去の間近の状態から看取りを迎え看取り後とこの流れの中で個人の状態を把握してケアすることが大切です

逝去後に家族に対するお悔やみの言葉は非常に大事ですがその言葉を言うためには

心の準備が必要です

この度はご愁傷様です。ご逝去にあたり心よりお悔やみ申し上げます

謹んでご冥福をお祈りいたします。このような言葉は準備しておかないとなかなか言えません。さらに付け加えて、安らかな最後でした。私たちは〇〇さんの人生に関われて良かったと思います。という言葉や最後を見とらさせていただき、ありがとうございましたなどの言葉を言及することでより家族の方の慰みになります

さらには家族の皆様のお悲しみをお察しいたします

辛い気持ちをお察しいたします

ご家族の気持ちに寄り添いお見送りさせていただきますという言葉が準備しておけば

非常にその言葉は家族にとって慰めとなることは間違いありません

まとめになります

1、看取りの現場こそが最もおもてなしの心を大事にする場面である

2、職員が共同して看取りに取り組み人生最後の場面に感謝と尊厳の気持ちを

持つことが大切です

以上となります

 

上記の内容をYOUTUBE動画で作成しましたので、興味のある方がご覧ください。