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ワクチン接種後に「15分から30分は、接種会場で座って待機してください」と言うのはよく知られた事ですが

接種直後に起きるのは血管迷走神経反射で、少し経って起きるのはアナフィラキシーということはご存じですか?

アナフィラキシーは怖いよねと言われていますが、血管迷走神経反射も意識消失で転倒して打ちどころが悪ければ骨折、最悪だと頭蓋内出血を起こすかもしれません。

血管迷走神経反射は、主にワクチンの恐怖心やストレスからくるもので自律神経失調から徐脈となり、それによる血圧低下失神をおこします。近くに、誰かいて気が付けば倒れないように支えてあげれますが、誰も気が付かず、後ろに転倒して頭を強く打つこともあります。早めに気が付けば、その場でしゃがみ込む仰向けになって足を交差して組ませる。あるいは誰かと両腕を組み引っ張り合うなどで十分ほどで回復して帰宅できます

ワクチン接種後数分から30分くらいに複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、命に危険がおよぶ反応をアナフィラキシーといいます。その中でも血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

①皮膚症状の全身の発疹、痒み、紅潮か粘膜症状の口唇、舌、口蓋垂の腫脹に加えて

②呼吸器症状の呼吸困難、気道狭窄、喘鳴、低酸素血症あるいは

③循環器症状の血圧低下、意識障害、血圧低下は単独なら通常の70%未満、70㎜Hg 未満

④持続する消化器症状の腹部疝痛、嘔吐

②③④のどれか1つ(合計2つ)あればアナフィラキシーと診断されます。

アナフィラキシーと診断されたらアドレナリン(エピペン)の大腿前外側の筋肉注射をします。対応が早ければ、すぐよくなります。救急車で救急指定病院に搬送になることもあります。

新型コロナワクチン接種者では382万回に107件起きていて、適切な対応で回復できていますので心配しすぎないようにしましょう。

この内容はYouTubeに載せています。