広島東洋カープファンの皆様、25年振りの優勝おめでとうございます!
実は私も前の週の日曜日に、正月でもないのに久しぶりに東京ドームに行ってまいりました。
昔はね、異常にアゴの長ぃオッサンの引退試合だとか、オレンジと紫のパンツの対戦なんかで正月以外でも足を運ぶ機会もあったんですが、ここの所そんな派手な話題も随分とご無沙汰ですね。
当然、こんな時期にドームプロレスなんてやっているはずも無く、たまには子供をメジャースポーツにも触れさせないとと思い立ち、巨人vs.中日戦を観に出掛けたんですが…
お恥ずかしながら私もですね、野球を観戦するという至極まっとうな理由で東京ドームに足を運んだ事は今まで一度も無く、いわゆるドーム野球初体験って奴だったんですが…
ま〜その人の多さには圧倒されましたよ!
こんな外野席までビッシリ客席が埋まってるのを見るのは、猪木の引退試合以来でしょうか?
当然、アリーナには席が並んで無い訳ですからアレですけど、パッと見で3万8千〜4万くらいは入ってたんじゃないでしょうか?
オマケに、これが年に一度のビックイベントとかじゃ無くて、昨日も明日もね毎日繰り返されているってんだから大したもんです。
なんだか、今年のドームは去年と比べると随分と空席が減ったな〜なんて感心してるのが馬鹿らしくなる盛況ぶりですよ。
最近新日本プロレスがね、WWEに選手を引き抜かれないように1億円プレイヤーを作らないとなんて言ってますけど、本物の1億円プレイヤーが居るメジャースポーツってのはこういう物なんだなと、現実を突き付けられた感じでした。
はっきり言いましてね、最近のプロレス会場はプ女子って呼ばれる女性ファンもわんさか押し寄せて、夏のG1なんて両国3連戦も超満員で大盛況だったんだよ! なんてことをぬかしたところでですね、スー女の皆さん方からすれば…
えっ、両国って普通15連戦するものじゃないんですか?
なんて、真顔で聞かれちゃいそうですね?
ま〜、そんな本場所の度に毎日国営放送で中継されるようなメジャースポーツとはね、はなからレ〜ヴェルが違う訳ですから、そんなもんとは最初から比較してはいけません!
地上波は深夜の30分枠で細々としかやっていなくてもですね、今はBSやCS放送も有りますから、サムライチャンネルなんて専門番組も有って、ネットでは新日本プロレスワールドなんてのが見れる訳ですから、興味のある人は金払って見てくれるんですよ! あくまでも興味のある人だけですけど…
でも、こんな寂しい時代にもね、おっさんから見てても楽しくなるようなクソみてぇ〜な熱量持ったプロレス馬鹿も居る訳でなんです。
私としてはプ女子がアレだとかどうとかってことよりも、
生き辛ぇな!
それは今回のササダンゴ発言であらためて思いましたね。
あ、プ女子がどうこうってことじゃないですよ。
別に来たけりゃ来りゃいいじゃないですか。チケット買ってるんだから。
変なジャニーズファンみたいなボード作って砂かぶり最前列で応援すりゃいいじゃないですか。チケット買ってるんだから。
誰がいくら金を落とすとか、マーケティングしたところブームを作るのは女性でコンテンツに金落とすのが女性でとか、いやいや30代~40代で金稼ぎ始めた男がガッツリ金落とすとか、んなことどうでもいいんですよ。
オンナとかナオンとかどうでもいいんですよ。
いっぱい金落とすやつが偉い。
それだけっすよ。
もっと言えばこれからプロレス界が発展してほしいとか、ゴールデンタイム復活してほしいとか全く微塵も思ってないですからね。
私はまったく興味なし。
それは今もこれからも変わらないでしょうね。
柴田勝頼がIWGPヘビー級チャンピオンになる
後藤と防衛戦をする
オカダ・カズチカをぶちのめす
それしか興味ないですから(笑)。
スーパー・エゴイスト・マシン上等!
(参照リンク・駒沢シバティストさん)
スーパー・ササダンゴ・マシンが言ったこと
ま〜面白いんですよ、今のプロレスは!
すげークオリティ高くてね、大概ハズレも無いし、どん底まで堕ちたプロレスをね、取り敢えずは今日来てくれた目の前に居るお客さんを満足させて帰そうっていう、血の滲むような努力の繰り返しでね、よくここまで盛り返したなと感心するしかないですよ。
でもね、こんなプ女子やらプヲタに支えられて、一見盛況でスゲー盛り上がってるように新日本プロレスですけど…
オッサンから見ると、なんだか、夢のねぇ〜時代になっちまったな〜なんて思っちゃうんだよな。
何言ってんだよ! 時代が違うんだよ!
って怒られるのは分かってるんですがね、プロレスに対する考え方の差があるですよね。
それを分かりやすく言うとこうなるのかな?
(参照リンク・ジャスト日本さん)
プロレスは感謝だけじゃない!
ま〜色々考えさせられるブログも有って、ただリンクを貼りたかっただけってことも有るんだけど、結局なにが言いたかったのかって言うと、こういう事ですよ。
ぼくはりょうごぐこくぎかんにいって、お父さんとプロレスを見てきました。
こくぎかんは、いつもすもうをするところです。
こくぎかんは大きくてカベにすもうの絵が掛かっていました。
プロレスを見ているとき、上を見るとすもうの屋根がありました。
せきが多くてだいたい、二千にんから三千人くらいお客さんがいました。
こくぎかんはプロレスもやってるんですね。プロレスは迫力が有りそうですね。
ドームに野球観戦に行った後にね、授業参観があって夏休みの絵日記を見掛けたんですよ。二千人って後楽園ホールじゃねんだからもっと入ってるだろうってツッコミどころも有るんだけど…
先生のコメントで分かる通り、プ女子のチャンネェ〜がね、プロレスに勇気を貰いました! とかね、ボロボロになっても突き進む、ケニーの頑張りにもう感動した! なんてね、いくらプヲタが叫ぼうがね、一般の人にはまったく届いてはいないってことなんですよ。
プ女子だとか、プ女子なんかと一緒にしないでよ! なんて言ってる
環状線の外側だったかな?
プロレスファンの向こう側にいる世間の目を意識して、プロレスに興味のない一般人をどうやって取り込むか? ってことを必死に考えて話題を振りまいてた時代…?
いや、それも違うな…
プ女子も、プオタも、一般人も本当はどうでも良いんだよ!
昔のプロレスラーってのは、子供たちのヒーローだったんだよ!
タイガーマスクの他にも、プロレススーパースター列伝とか、プロレススターウォーズだとか、実名でレスラーが出て来る漫画もいっぱい有って、ファンタジーの入り混じった話にみんな騙されて、当時の子供はみんなプロレスを見てたんだよな。
舌出して倒れてるオッサンの前でオロオロしている1番Tシャツの金髪を見て、本気で敵を取らないとなんて考えるガキンチョがいっぱい居たんだよ。
確かにたいしてカネ落さね〜かも知れないけど、小遣い握りしめて立見席から応援するような子供たちに憧れられる存在で居て欲しいと、
もしかしたら、そんな時代がまた来るんじゃないかなんて期待してたんだけど…
10月テレ朝土曜深夜は「タイガーマスクW」のすぐあとに「ワープロ」で編成。
って、コレは一体どの辺りをターゲットにしてるんだ?
これは余談だが、今回広島東洋カープの大躍進の裏には、低迷する古巣の為に年俸21億円とも言われるニューヨーク・ヤンキースのオファーを蹴って日本に帰国した、黒田博樹投手の男気が大きく影響していることは誰もが知る所であり、きっとこの人は野球ファンだけでなく日本国民の誰もがその名を知るスーパースターになって行くのだろうということは容易に想像が出来る。
まあ、米国で稼ぐ大金より古巣の建て直しを選択したという、まったく無私の日本人的な印象ではあるが、実際には今年の推定年棒が6億円ということなので、今のプロレスラーと比較すれば桁違いの話ではある。
この黒田選手の話を振り返りながら私は、現在のプロレス界が失ってしまったスケールの大きさを感じると共に、今から50年以上昔1964年の時点で、今回とまったく同様のストーリーを紡いでいた男の存在を思い出し、あの大男の偉大さを改めて実感することとなった。