逃げる医者



第一線のビジネスマンとして活躍していた33歳の時、医者から出された中性脂肪とコレステロールの薬のせいで、二度と治らぬ体にされた福田実さん。



前回は薬の副作用の恐ろしさについてまとめた不安

前回↓



仕事も失い、どんどん体調は悪化していく。。。

福田さんはこれからどうなっていくのだろうか。。。


早速続きをまとめる物申す





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「分かりません」を連発する医者


萎縮した尻と腰の筋肉は戻る気がしなかった。


そう考え始めた時、以前中性脂肪が高いと医者に言われ、書店で寺本民生氏が書いた、『動脈硬化 高脂血症を治す』という本を買っていたことを思い出した。


その中に、【横紋筋融解症おうもんきんゆうかいしょう】という薬の副作用の項目があったことを思い出したのだ。

あわててその本を出して、三回続けて隅々まで目を通した。


ずっとヘルニアと筋トレの痛みだと思っていた全身の筋肉痛。

仕事とトレーニングの疲れだと思っていた全身脱力。

これらは薬の副作用であるミオパチー(筋肉障害)だったのではないか。


その時、抱いた恐怖とどうしようもない絶望感は、これまで感じたどんな感情よりも恐ろしかった。


行動する時はいつも、天使のように繊細に調べたら後は悪魔のように大胆に行動するのをモットーにしているので、当時も出されていた薬に対して徹底して調べていた。


そしてOKと思い薬を飲んでいたが盲点があったのだ。


寺本氏の本にはメバロチンとベザトールが当時、慎重投与(現・原則禁忌)であることが書かれていなかったのだ。


横紋筋融解症というのは読んで字の通り、骨格筋である横紋筋が融解、壊死を起こし、筋肉の細胞内成分が血液中に流れ出し、その【ミオグロビン】というタンパクが腎臓に流れ込むと腎不全になるというものだ。


でも、その本には腎臓が悪く薬を排出できない人がなると書かれている。

俺の腎臓は正常だから、また訳がわからなかった。

ではなぜだ?

俺の体はどうしてしまったのだ?

一体何が起こっているんだ?

答えはどこにもない。

しかし俺の体はどうしようもなくおかしくなっている。

体中の筋肉がぐいぐい痛み、絞られるように萎縮していく。

あせった。

体中が痛くて動けなかった。

前頭部の髪はどんどん抜けて、仕方なくボウズにした。


家に帰った十二月二十一日からメバロチンの服用を止めていた。


薬を服用する前に本で調べていたのか不安

しかし、その本が発売された当時はまだメバロチンとベザトールが慎重投与ではなかったってことか?

どうして書かれていなかったのかは謎だが、福田さんが不調を薬のせいだとは思わなかったのは、そうした理由があったんだな。。。

なんてことだ不安不運すぎる。。。



年末にさらにひどい筋肉痛と両太ももの筋肉が縮んだ感覚に、これはやはり薬の副作用のミオパチーだと確信した福田さんは1999年1月1日に朝一番で市民病院に行った。



元日から病院とは大変な年明けだ。


これからとんでもないことが起こるという予感があった。

体の筋肉が一瞬で萎縮するというとんでもないことがすでに起きていた。


クルマで五分位なので、自分で運転して行った。家族には心配かけたくなかった。


行くとちょうどいつも診察していた小泉が当直で、こりゃいいと思い、症状のすべてを話す。


「血液検査をするから、すぐに担当を呼んでくれ」と看護婦に言って採血をした。

「検査担当者が今来るから、午後一で結果が出る」と言う。


この検査は、腎臓や心筋、骨格筋に異常があると数値が上がる【CPK】という血液検査で、高脂血症剤の副作用を確認する重要な決め手になる検査だ。


相手はプロだし、任せておけば心配ないだろうと、一度帰宅し、午後一番で結果を聞きに行った。

薬をやめて十一日経っていた。



午後になり検査結果を見た小泉の態度はひどいものだった。


「人騒がせな、何だ、CPK113。正常値!」


明らかに正月から迷惑だという態度で薄ら笑いをしている。


何言ってるんだ、こいつは。

血液検査の結果だけ見て、俺の言っている症状をぜんぜん信じていない。

おまけに「筋肉の病気だろうから、神経内科で診てもらってくれ」と言い出した。


「筋肉の病気といっても、俺の家系には遺伝による筋肉の病気のものはいない」と言うと「私は内科なのでそれ以上のことは分かりません」と冷たく言い放った。


全身の力が抜けた。

目の前で、医者が「分からない」という診断を、この時、初めて聞いた。


看護婦が事務的に「神経内科は一月五日からです。どうしますか?予約しますか?」と聞く。


「一月五日って、体の調子が悪いから来てるんで、もっと早くどうにかならないか」

と言うと、小泉が偉そうに「何もかも自分の思い通りにはならないんだよ」と一言。


その一言でキレた。

一瞬、全身に力が戻った。

それが客である患者の俺に言う言葉か!?


「体の調子が悪いから言ってんだ」と一喝すると、下を向いて何も言わない。


なんだこの医者は。

言われるままに運動し、出された薬も正しく飲んできたのに。

ずっと診察してきた患者の俺をまったく心配していない。

全身のしびれと筋萎縮が起こり、いろいろな症状で苦しんでいる俺に向かって、血液検査一つで、「私には分かりません」とだけ一言。


俺はこんな医者に治療を受けていたのかとアタマにきた。

薬を出すだけ出して、偉そうにアドバイスして、異常が出たら「私には分かりません」だ。


この医者を完全に信じていたのに。

この小泉の態度に、この病院への今までの信頼は一発で消えた。


このCPKが肝なのだ。

重症ミオパチーの症状があっても、CPKの上昇がないと薬の副作用と認められないのだ不安


その後すぐに福田さんは埼玉成恵会病院に検査入院した。

検査結果は、CPKが300を超え(基準値より少し高め)針筋電図がLow傾向だった。

この結果はミオパチーが疑われるということだったが、やはりCPKの上昇が足りない。

つまり、証明する方法がない。


この病院で入退院と通院を繰り返すが、そこの医者も福田さんの訴えを信じてくれず、心療内科に案内する始末不安


しかも、ミオパチーの場合、治療法はない。


結局この病院でもお手上げで、【多発性筋炎】の疑いで埼玉医大に紹介状が書かれた。

埼玉医大での入院が決まる。


明日からの入院を前に、書店に行ってぶ厚い医学書を五千七百円も出して購入した。

本来なら必要のない物。

しかし全身症状は異常だった。


今は、自分でできる限り調べて、少しでも落ち着きたかった。

片っ端から調べたが、ミオパチーの治療方法は、やはりなかった。

まずいな、と思った。


薬をやめても、ずっとこのミオパチー症状は続いている。

完璧に体をぶち壊された。


寺本氏の本には、メバロチンで起こるミオパチーはほとんどの場合、筋脱力を訴えてもCPKの数値は上がらないと書いている。

このあたりにヒントがありそうだ。


また副作用のページに、GOTとCPKが高い数値になると、【筋ジストロフィー様症状】が出ると書いてある。

何だ、出てるじゃん、と思った。


ベザトールとメバロチンを併用してまもなくミオパチーは出ている。

市民病院で併用一年後から、まったくCPKは調べられていないから分からないが、まさしく俺の体は【筋ジストロフィー様の全身筋萎縮】が出ている。


よし、何としても、埼玉医大ですべてを話して、治してもらうぞと、その時は思っていた。

こんなもの気合で治してやると、本気で思っていた。




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大学病院で受けた屈辱。。。


埼玉医大では小野寺医師と高梨医師の若い2人が担当になった。

そしてこの2人の医師が。。。本当に最悪だった凝視


病棟に移されてしばらくすると、小野寺が「あまり病名は気にしないでください」と治療計画書を持ってきた。


見るとそこには、病名【精神疲労】と書いてあった。


この医者は駄目だ。


すぐにゴミ箱に治療計画書を捨てた。

看護師がすぐに拾ってきたが、「こんなものいらない」と破り捨てた。


何のために入院してんだ、と悲しくなった。


医者はやはり、埼玉成恵会病院の血液検査データのCPKを見て、問題なしだと思っている。


埼玉医大でも分からんのか。

そんな不安を抱きながら、ただ寝ているだけだった。

入院して、まる一週間、検査もなかった。


小野寺に症状を話してもへらへらしている。

データがすべてだと思っていて、家族にも「一週間位で退院でしょう」と話したという。

頭にきた。


大学病院では、機材に莫大な設備投資をしていて、その分人件費を削っている。

若い研修医達は、先輩医師や教授に気を遣い、患者には気を遣っていない。逆に患者に対して偉そうな態度で診察する。


ようやく検査が始まって、【膀胱内圧測定】【腎盂造形撮影】【針筋電図】の結果、【低緊張型膀胱】【大腿四頭筋の神経異常】だった。

【髄液検査】では【タンパク上昇】といろいろ出てきたが、高梨医師は福田さんの病名を診断書に【自律神経失調症】と書いた不安誤診やないか。排尿障害の存在は無視。。。


後の検査結果で異常が出た時の話になるが、小野寺医師は福田さんに

「よかったじゃないですか、異常が出て」

「薬の副作用だからそれがどうしたっていうの」

「どうせ治す薬はないんだから」

と暴言を吐いた不安最低な医者だな。。。。



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やはり市民病院での治療は医療過誤だった



埼玉医大では入院中、薬が出ると薬剤師が部屋に来て色々薬の説明をする。

これはいいシステムだ。

いろいろな質問ができる。


この時初めて、ベザトールとメバロチンに関する投与について「普通はそういう使い方はしないですね」と教えられた。


ベザトールとメバロチンを一年半併用したが、当時からすでに【慎重投与】の扱いだったのだ(現在は原則禁忌)。


慎重投与とは、患者の訴えで症状を確認し、必要な血液検査を行い症状を確認しながら薬を投与することだ。


俺の場合は、ただ投与されただけで、これは少しも慎重投与ではない。


最初から、副作用が出る可能性のあるミオパチーの説明も確認も何もないし、CPKの血液検査も併用一年後からまったくされていない。


CPKというのは酵素の一種で、ミオパチーの場合に血液中に出て数値が異常なほど上昇する。


ただ、CPK値というのは数日で低下する。

重症症状が出てすぐ検査しないと数値に出てこない。


元日に市民病院でCPKを検査した時は、メバロチンの服用を止めて十一日を過ぎていた。

CPKの上昇がないからといって、副作用ではないというのは詭弁に過ぎない。


二年間、いろいろな全身症状をただただ我慢して、何も分からず薬を飲まされていたのだ。

高脂血症が治ると信じて。


【併用一年半の長さ】【ミオパチーについて何の説明もない】【副作用確認をしないで投薬】など、これらが通常ありえないことであると聞いた瞬間、鳥肌が立った。


明らかに医師の怠慢による医療過誤だ。

絶対証明してやると思った。


そして俺は、こんな治療を受けて、モルモットになったと世の中に発表してやると思った。


だまって死ねるか。


1ヶ月、20万近い入院費を払って入院したが、埼玉医大でも治療法がなく、自己導尿を習って退院しただけとなった不安そんな。。。


その後も、大学病院をはしごするが、どこに行っても同じだった。

医者は福田さんをノイローゼ扱いした。

医者の説明を信じた家族や親戚も同じだった。。。


福田さんは孤独の中、何とか薬害を証明して、子供に年金と損害賠償金を残すことだけは果たさなければならないと奮闘する。



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医薬品機構って?


医薬品機構というのは、正式名称〈医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構〉の略称で、厚生省で認可された薬で副作用が発生し、入院した場合や障害を負った時に、入院費用や医療手当、薬害の障害年金を支給するという国の救済機関だ。


また、死亡した場合には、葬式代や埋葬料も出る。

薬害が証明されれば、それらがもらえる。これには、製薬会社側が半分負担する。


障害一級で年額二百七十六万円、二級で二百二十万円給付される。


しかし、交通事故死が一万人、医療過誤が二万から三万人と言われている現在、明らかに医療過誤の方は金額が低い。

交通事故の場合、被害者の年収や家族構成で金額が決まるが、薬害は一律横並びだ。


一体、血税はどこに行っているのか。

一般歳出額四十七兆円の行き先が疑問である。


民間企業だけでなく、一般家庭でも、利益を出すために本気で無駄を削り、徹底して出費を抑えて、必要なことにだけ金を使っているというのに、国だけが今もバブルをやっている。



苦しみぬいたヤコブ病やHIVが、今ごろになってやっと年金支給されるようになったが、本当に必要なところに血税が使われていない。

使い方を考えろ。

天下った法人で役人だけに甘い蜜を吸わせてる場合じゃないだろ。


なぜこんなことが起こっているのか。

根本的な原因は、診察や入院が金にならず赤字で、投薬だけが黒字だからだ。

そんな医療制度だから入院診察時の医者の態度は悪いし、薬が多すぎるから薬害も多い。


診察時間をポイント制にして、検査機材などの金のかかるものはもっと国が援助して病院経営を助けるべきだ。

そうすれば、研修医ももっと給料が取れていい医療になる。


病気で苦しむ患者に必要なことは、治すための必要最低限の薬と思いやりだ。

思いやりは少なく、薬は多く、金をかけるのは検査機材だけというのでは、人間愛のない医療になる。

人が困っているところに血税を使え。これでは、どんどん増える年寄りに対応できない。


福田さんは、医薬品機構へ提出するための書類の準備を全力で始めた。


しかし、市民病院に血液検査のデータを出させるだけでも一苦労だった。。。不安



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絶対に謝らない医者。。。


倒れて半年目に市民病院に話し合いに行った時もそうだった。


副院長、管理課長の大野、内科部長の小泉、この三人が応対した。


「症例について前例がないし、副作用だとしても仕方ない」と言う。


「仕方ない」で許されるものではない。


医者達は、訴訟の時に不利になるので、【絶対に謝らない】というが、まさにその通りだ。

一言も俺を心配するような言葉はなかった。


「新しい病気ではないでしょうか」

と、ふざけたことを小泉が言った。


そりゃ新しい病気だよ、お前が作った病気だ。


これらのやりとりはすべてテープに録音してある。

どんなに強がっていても、人間は心がある動物なので、正義を背負った者の方が強い。


小泉に対してじっと正面から目を見て、

「副作用の説明もせず、検査もせず、原則禁忌で当時慎重投与の薬を、自分の家族に飲ませることができるか」

と聞くと、小泉は俺の目を見返すことはできなかった。下を向いたまま、

「状況によっては」

と小さく返事がきた。

「子供はいるか」

と言うと、「いる」と言う。

「ぜひ、その子供に飲ませてやってくれ」

と言って帰った。


ぐぬぬぬ。。。私なら暴れてしまいそうだ。

なぁにが「新しい病気ではないでしょうか」だ。

胸糞悪すぎる。


すごいな。絶対泣き寝入りしてる人のほうが多いやん。。。副作用で人生変わってしまった人を目の前にして「仕方ない」って言えちゃうってやばない?不安




もぅ自分の体は自分で守るしかない。

薬やワクチンなどの体に入れるものは、本当に念入りに下調べして、細心の注意を払うべきだ悲しい



あかん、この本でますます病院嫌いになったわ不安





まだまだ福田さんの苦悩は続く。。。

それはまた次回物申す



最後まで読んでくれてありがとうニコニコ飛び出すハート