2010年お盆の島旅は、長崎・五島列島 の念仏踊りを中心に旅をした。
結構な期間旅をしたので、その他地域の旅についてはおいおい書こうと思うのだが、今回は福江島の念仏踊りについて・・・。
台風4号の影響で大幅に予定を狂わされながら、念仏踊りが行われる直前の日になんとか福江島に入った。
台風の影響で、どんよりとした空模様だ。
福江島の念仏踊りは、遣唐使として大陸に渡った空海が持ち帰ったとされる踊りで、各地区によって名称や衣装・楽器などが微妙に違う。
その中で原型に最も近いとされるのが、嵯峨島の【オーモンデー 】だ。派手な衣装とヨーデル調の唄が特徴なのだが、今年は集落内で亡くなった方がおらず、あっという間に終わった感がある。
この福江島・貝津港からフェリーで渡る嵯峨島で、愛用の三輪カーでお墓に花を供えに向かうおじいちゃんと出会った。穏やかな表情に島人の人柄が滲み出ている。
福江島周辺で一番有名な念仏踊りといえば、主に市街地で踊られる【チャンココ 】になるのだが、これも集落ごとに衣装などが微妙に違う。新盆の家や過去3年以内に亡くなった方の家の庭先で踊るのだが、かなり神出鬼没だ。集落ごとの衣装の違いを見分けるのもおもしろいかもしれない。
8月13~15日の間、勢力的に福江地区を廻り、【チャンココ 】を追った。
そんな福江島の念仏踊りの中で、僕が一番好きだったのは、富江地区で行われる【オネオンデー 】。墓前で舞われる踊りなのだが、花火と爆竹の音が鳴り響くお墓で、鐘の音と独特な踊りは絵になる。ちょうど夕暮れ時にやるので、とてもフォトジェニックだ。
街へ出ている人もお盆の時期には、お墓に提灯を上げるために島に帰ってくる。久しぶりに会う祖父母・親・兄弟・親戚・友達・・・・先祖から続くその大切な輪の中に自分達がいることを再確認し、再び街へと戻ってゆく。僕自身カメラマンとしてお盆の時期には日本各地を飛び回っているため、この時期に実家へ帰ったことが長い間ない。久しぶりに帰ってみようかなぁと福江島のお盆を見て思った。

































