先日、知人とランチ中にこんな話を聞きました。

 

「親の付き添いで心療内科に行ったら、

待合室はたくさんの患者さんで大混雑。

しかも10代の子どもがいっぱいいるのよ。

びっくりしちゃった!」

 

 

たしかに、10代からのLINE相談を受けていると、

鬱症状で心療内科を受診しているケースが

しばしば見られます。

 

 

それに加えて、最近では

「発達障害」と診断された子に

投薬治療をすることも一般的になりつつありますね。

 


 

 

先週から公開されている『夢見る小学校』

https://www.dreaming-school.com/

 

 

この映画の中でも、ずっと

薬を飲み続けてきた子のエピソードがあります。

 

 

その子が転入してくることになったときに、

堀学園長が提示した条件、それは

 

「薬をやめること」

 

でした。

 

 

 

薬を飲まなくなった子は「心が楽になった」と言い、

楽しい学園生活を送ることができるようになるのですが、

 

 

このことを振り返るインタビューのなかで、堀学園長は

 

「子どもに薬を飲ませて大人しくさせる、そんなのは教育じゃない。」

 

と言います。

 

 

いつもニコニコしている学園長が、このときだけ

悔しさのような、怒りのような表情を滲ませていて、

それが、ものすごく心に残りました。

 

 

 

オランダでは、私立でも公立でも学校はすべて無料で、

子どもに合った学校を自由に選べるといいます。

 

 

日本は、なかなか自分で学校を選ぶことが難しいですよね。

 

大人は、会社が合わなければ転職できるけど、

子どもは簡単に学校を変えることができない。

 

 

 

環境に、子どもを無理やり合わせるのではなく、

その子どもに合った環境を自由に選べるような世の中になるといいな、と思いますクローバー

 

 

 

今週末もトークイベントやってます!

 

オオタヴィン監督と。