先日、お客さまから、
「イメージワーク」ってどんなものか、詳しく教えてほしい。
というリクエストをいただきました。
なので今回は、カウンセリングやセミナー等で行っている「イメージワーク」について解説をしたいと思います。
イメージワークとは、軽い催眠状態で、潜在意識にアクセスし、狙った効果を得る方法です。
実際のカウンセリングやセミナーでは、椅子に座ったまま軽く目を閉じ、深呼吸をして体をリラックスさせた状態で行っていただきます。
具体的にイメージしていただく内容は、目的に合わせて無限と言っていいほどあります。
あらゆる人におすすめなワーク
・疲れを癒すワーク
・浄化のワーク
・自己承認ワーク、など
特定の感情に働きかけるワーク
・罪悪感を癒すワーク
・執着を手放すワーク
・過去の傷を癒すワーク(インナーチャイルドワーク)、など
特定の観念に働きかけるワーク
・女性性を解放するワーク
・シャドウとの統合ワーク
・豊かさを受け取るワーク、など
潜在意識というのは、人間の意識の9割以上を占めており、その人の人生に多大な影響を及ぼしています。
生まれたばかりの子供は、6歳くらいまでの間に「無意識的記憶」といって、見るもの、聞くもの、触るもの、全ての情報を、それが良いものか悪いものかに関わらず無条件にどんどん記憶していきます。
6歳くらいになると、顕在意識がしっかりしてくるので、記憶を自分である程度コントロールしようとするようになりますが、それまでの間に無条件にインプットした膨大な情報は、その子の潜在意識に残り、その後の思考パターンや行動パターンに影響を及ぼすようになります。
たとえば、様々な事象についての「観念」も、多くがこの無意識的記憶によって作られます。
たとえば、幼少期に最も身近なモデルである両親は、
・母親とはこういうものだ
・父親とはこういうものだ
・結婚(夫婦)とはこういうものだ
という観念をつくります。
そして、本人が親になると無意識的にその母親像/父親像/夫婦像を再現したりするのです。
また、両親が働く姿を見て、
・仕事とは辛いものだ/楽しいものだ
両親の、お金に関する会話を聞いて
・お金は汚いものだ/素晴らしいものだ
というような観念もつくられます。
ちなみに、刷り込まれた金銭観(マネースクリプト)はこちらのサイトで診断できます。
私もやりましたが、当たりすぎていて痛かったです…
で、その観念が自然で、本人に合っていて、楽であるなら問題はないんです。
ただ、それが苦痛の元になってしまっている場合。
たとえば、親がいつも「お金が足りない、お金が足りない」と言っていたような場合。
「お金=いつも足りないもの」
という観念ができあがります。
すると、たとえば大人になって月収100万稼いだとしても、無意識的に「いつもお金が足りない」状態を作ってしまったりする。
そんな風に、いま自分を苦しめている観念は手放して、自分が楽になれる新しい観念をインストールしたほうがいい。
そこで、潜在意識に働きかけるのです。
「自分は色気がない」「女らしくない」と思いこんでしまっている方の女性性を引き出すのにもイメージワークは有効です。
それから、たとえば過去にあった辛い出来事。
そのときに感じた「辛い、悔しい、悲しい、寂しい」といったネガティブな感情を、適切に発散できずに抑え込んでしまうと、潜在意識にいつまでも抑圧されたまま残り、本人は気づいていなくても、様々な生きづらさの原因になることがあります。
そういう場合には、当時の感情に寄り添い、抑圧された感情を解放してあげます。
親や、昔の恋人など、特定の人物との間に生じた感情を解放するために、イメージの中でその人と向き合うワークをすることもあります。
ちなみに私は先日、根本先生のヒーリングセッションでビジネスの相談をしたところ、「権力とつながるイメージ、守られるイメージ」を提案され、「(権力の象徴としての)オトンに守られている自分と娘」をイメージするよう勧められました。
そうすると、実際に権力者に守られたり、支援者が現れたりするようになるよ、とのこと。
で、それからよく、オトンの温泉のような暖かい愛に包まれて守られているイメージをしていたのですが、そうしたら最近、本当に支援してくれる人が現れたんですよね。
「世界は自分の心の映し出し」といいます。
疲れやストレスを吐き出して、心身を浄化する、
潜在意識の、まだ癒えていない感情を癒してあげる、
自分のためにならない思い込みを捨てて、自分を幸せにする思い込みをインストールする、
そんなふうに、イメージワークをぜひ活用して頂ければと思っております!