リー・アイザック・チョン監督の自伝を元に製作されたアメリカ映画。
“ミナリ”とは韓国語で植物の“セリ”のこと。
劇中でユン・ヨジョンが「雑草みたいにどこにでも育つからお金持ちも貧しい人も食べて元気になれる」と言います。
「バーニング劇場版」に出演したスティーヴン・ユァンが父親。
「想像ネコ」のポッキルの声優役だったハン・イェリが母親。
姉と弟(先天性心疾患)の4人家族がアーカンソー州の田舎へカリフォルニアから引っ越してきます。
父の夢は農場を成功させ、ひよこの鑑別師という仕事から解放されること。
しばらくして孫の世話をするため韓国のソウルから義理の母(ユン・ヨジュン)がやってきます。
1980年代を舞台にしていますがまるでローラ・インガルス「大草原の小さな家」のよう。
次々と一家に不幸が襲い掛かります。
救いのない映画ですが、少年の成長とミナリの成長が一筋の光明を差していると言えなくもありません。
この映画でユン・ヨジュンが韓国人初のアカデミー賞助演女優賞に輝きました。