世間を騒がしているアメリカの違法賭博問題。
真っ先の思い出したのが、この映画。
香取慎吾演じるクズ男が不法賭博で泥沼にはまっていく様子がリアルに描かれています。
白石和彌監督。
川崎で競輪狂いの“クズ男”郁男(香取慎吾)。
同棲している亜弓(西田尚美)のお金をくすねては競輪場に通う日々。
リストラを機に亜弓の娘・美波(垣松祐里)と3人で亜弓の故郷・石巻へ移住します。
亜弓の父親勝美(吉澤健)は昔気質の寡黙な漁師。
近所の製氷会社の小野寺(リリー・フランキー)が何かと親切にしてくれます。
新たな人生の出発も束の間、暴力団の経営するノミ屋で競輪にはまる郁男。
そして殺人事件が起こります…。
途中、大勢の人間に裏切られますが、最後まで見捨てない人もいます。
この後の郁男の人生はどうなるのかわかりませんが、
「待てば海路の日和あり」なのかもしれません。