武術と格闘技の違い | うおざき鍼灸整骨院のブログ

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今朝の讀賣新聞朝刊に、神戸市北区で強盗ともみ合った70代の男性が左手親指を切断する重傷を負ったという記事が掲載されていました。

別の媒体では、犯人は身長170センチの痩せた男だったと報じていました。

想像に過ぎないのですが、負傷された方は相手が痩せていたので組みついて捕まえようと思ったのかもしれません。

柔道やラクビーなど組技系の格闘技やスポーツをされて体格の良い方は、このような場面に遭遇した場合、相手に組み付いて倒したり、タックルで倒せると思いがちです。

しかし、相手が武器(刃物)を持っていると、状況は一転します。寝技に持ち込んでマウント(馬乗り)を取っても相手が下からわき腹や腎臓を簡単に刺すことができます。

秋葉原の無差別殺傷事件の時も取り押さえた警官は「逃げる加藤容疑者に追いついたが抵抗され、ナイフで切りかかられた。身に着けていた耐刃防護衣には左胸と左脇腹の3カ所に傷が残っていた。 」(朝日デジタルニュースより抜粋)そうです。

過去にもひったくりを捕まえようとした正義感あふれる柔道などのスポーツをしていた青年が組み付いた後に犯人に刃物で刺されて死傷した事件が起こっています。

素手でタイマンで正々堂々と行うのが格闘技なのかもしれませんが、武術では、たとえ卑怯と言われても殺されないことが大切になります。