- 筋肉を超えた格闘技/著者不明
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部屋の整理をしていると、随分前に使っていたエキスパンダーが2つ見つかりました。(昔は、ブルーワーカーとエキスパンダーは男子の必需品?でした。)
ゴム製のものは引っ張ってみるとゴムが劣化しており、すぐに切れました。
もう一つはかなり丈夫なもの(5つのワイヤー付)で、20年ぶりに引っ張ったところ、まだ十分使えました。
その時、「あれっ、こんなに軽かったのかな?」と疑問が生じました。
20代の頃に比べて40代後半の現在の方が確実に筋肉は落ちているはずです。それなのに、以前より軽々と引っ張れました。
しばらく使用して、原因がわかりました。昔は、肩の筋肉(三角筋)を鍛えるために使用していました。
現在は、肩の筋肉を使用することがほとんどなく、肩甲骨周辺の筋肉を使うようにしているため、以前とは感覚が異なっていたのでした。
実際、空手の型をやっていると、肩の筋肉(三角筋)を使用しなくなります。三角筋は大胸筋とともに見栄えの良い筋肉ですが、肩に力が入ると下半身や上半身でつくった力がうまく伝わらなくなります。
50歳ちかくなっても、20代の頃と同じくらいのパフォーマンスができるのは、体幹の筋肉を使用しているからだと思われます。他にも色々ありますが・・・。
私のように馬齢を重ねても、まだ上達の余地があることを知ったのは、少しうれしい発見でした。
表題の本も、筋肉を超えるために武術を学んでいる達人たちが数多くでてきます。