小林製薬は安いのか? | 株のブログ

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先日、小林製薬が安くなったので株を買おうかと思う!

 

と友人に言われました。

 

4月1日の終値で4,969円。今期見込みでPER18.02倍になります。

 

紅麹の事故の前は株価6,000円前後でしたのでPERは約21.8倍でした。

 

それから約1,000円程株価は下がっているわけですが、

 

果たして株価は安くなったのだろうか。

 

私的には、まだ高い!と思っています。

 

事故前の株価6,000円の水準は毎年5〜7%程度の売上成長と100株あたり5,000円の優待が

評価された水準。

 

事故後現在、

小林製薬というブランドが大きく毀損してしまい、

 

サプリ事業が存続できるか分からないレベルとなり、

 

それ以外の商品においても、小林製薬の商品は買いたくないと言う消費者が多いのではないかと思います。

 

特に海外事業は売上激減になると予想します。

 

そのような状況を踏まえ、

 

今期1,856億円、205億円の最終利益見込みは達成が困難であると予想します。

 

もしかしたら赤字着陸もあり得るのではないでしょうか。

 

今回の事故が一時的なもので、数年後に元の成長に戻るのであれば

株価5,000円は安いと評価しますが、

 

赤字が常識のレベルになり、企業再生が難しくなった場合、

株価は3桁もあり得るのかなと評価します。

 

その場合でも、知名度の高い商品を多数持っていますので、

ある程度の評価額でファンドに買収され再生していく事は可能だと思いますが。

 

いずれにしても現在の株価5,000円レベルでは私は買えない。

 

ジャンク的な株価になれば買う事はあるかもしれませんが、

 

私は静観をしたいと思います。