”蓄音機、これがいい! これから蓄音機を買う人には、VICTROLA IX がおすすめ!” | ぜんまい仕掛けの龍 弐式

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手ぬぐい、蓄音機、水族館大好きです。



パパゲーノさんの記事に触発されたので、僕なりの記事を書かせてもらいました。






僕なりの最初の一台は状態の良いコロムビアのポータブル機。

メーカー不明又は中小メーカーの機体ならもっと安いが、鳴りもイマイチだし、万一壊れたりすると修理困難だったり最悪修理出来ない場合もあります。

ポータブルには使わない時は畳んでしまっておける長所があります。
ポータブルとはいえ立派な蓄音機、おうちに来たお客様の度肝を抜く位ならこれで充分。

数多く残っていて安物扱いされやすい機体だが、そんなに悪い訳ではないと思います。

造りもしっかりしていて、純正装着のNo.15サウンドボックスもなかなかよく鳴ります。
ただし、保存状態の悪い機体だとサウンドボックスの中の振動板が腐蝕している場合が多いので必ずチェック。

ターンテーブルとぜんまいモーターがついている天板を留める4本のマイナスねじ。
これが独特の茶色い粉を吹くような錆び方をしている機体は要注意。
湿気の多い場所に放置、又は雨水などの浸水が疑われるからです。
こういう機体はサウンドボックス内の振動板もダメージ受けている事が多い気がします。

オートストップが壊れている事もあるので、購入前に出来るだけ試聴、動作確認させてもらうと良いでしょう。

コロムビアはビクターより安い場合が多いので、名前を気にしないのならポータブルよりちょっと高いが卓上機を狙っても面白いと思います。

どうしてもビクターが欲しいならパパゲーノさんが勧める機体を購入しても良いでしょう。

ただしちょっと高価なので、安い国産ビクターでも構わないなら狙ってみても良いかと。
ただしオルソフォニックサウンドボックスなどの鋳物部分の劣化及びぜんまいモーターの状態には注意。
サウンドボックス、アームのつけ根の割れは必ずチェック。

試聴の際、回転する時の異音がひどい奴、回転ムラが大きい奴とかは避けた方が無難かと。

修理、オーバーホールすると案外高くつきます。
出来る限り状態の良い奴を選んで。