(コロムビア A137)
1939年(昭和14年)に発売された歌なのだが、この盤は「松原操」名義なので戦後再プレスと思われます。
レコードの材質の悪さがモロに音質に出てます。
一杯のコーヒーから
夢の花咲くこともある
街のテラスの夕暮れに
ふたりの胸の灯が
ちらりほらりとつきました
一杯のコーヒーから
モカの姫君 ジャバ娘
歌は南のセレナーデ
あなたとふたり朗らかに
肩をならべて歌いましょ
一杯のコーヒーから
夢はほのかに香ります
赤い模様のアラベスク
あそこの窓のカーテンが
ゆらりゆらりとゆれてます
一杯のコーヒーから
小鳥さえずる春も来る
今宵ふたりのほろにがさ
角砂糖2つ入れましょか
月の出ぬ間に冷えぬ間に
何ともロマンチックな歌ですが、戦時中の厳しい検閲の中をよく通り抜けたものだと思います。
缶コーヒーやスタバも良いけれど、たまには純喫茶でゆっくりコーヒーを飲みたいものですね。